【6選】Netflixで見られる人気おすすめドキュメンタリー【事件・犯罪編】

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「心にずっしりと残るような犯罪ドキュメンタリーを見たい」
「Netflixでハラハラドキドキする犯罪ドキュメンタリーって見られる?」

実際に起きた事件・犯罪を題材にしたドキュメンタリーを見ると、フィクションとはまた違う現実の重みが感じられますよね。作品によっては現実がもたらす恐怖や緊張感、衝撃をその場にいるかのように体験でき、見終えた後には深い余韻が残ります

ニュースで見たことのある事件も、関係者の証言や当時の映像を通して見ると印象が変わり、刑事たちの苦悩や加害者の異常な思考、被害者遺族の葛藤など、人間の本性や弱さ・強さが見えてきます

ただ、Netflixには犯罪ドキュメンタリーが数多く配信されており、どれを見ようかと迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。タイトルやサムネイルだけでは作品の重さや内容が分かりにくく、気づけば選ぶだけで疲れてしまうこともありますよね。

そこで本記事では実際に視聴した作品の中から、Netflixで見られる人気おすすめドキュメンタリーをランキング形式で紹介していきます。本記事を読めば、各作品の見どころなどが分かり、次に何を見ようかと迷っている人でも、自分にぴったりの一本を見つけられるでしょう。

※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください

Netflixで見られる人気おすすめドキュメンタリー~事件・犯罪編~

  • 【1位】『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー
  • 【2位】『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』山本兵衛
  • 【3位】『レインコートキラー』ジョン・チョイ&ロブ・シックススミス
  • 【4位】『アイリーン:シリアルキラーの数奇な人生』エミリー・ターナー
  • 【5位】『オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件』グレッグ・ティルマン
  • 【6位】『カオス:マンソン・マーダーズ』エロール・モリス【1位】『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー

【1位】『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー

概要・あらすじ

2,977人もの犠牲者を出したアメリカ同時多発テロ事件(通称・911)。CIAはアルカイダ(首謀者:オサマ・ビンラディン)が黒幕であることを突き止め、結果的に約10年にも及ぶ追跡がはじまる。911やビンラディン急襲作戦の裏側などに迫った緊迫のドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 約10年に及ぶ執念の追跡
  • CIAとアルカイダの凄まじい攻防
  • 急襲作戦の緊迫した舞台裏

本作は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件や、2011年5月2日に行ったビンラディン急襲作戦などの裏側に迫ったドキュメンタリーです。

まずは911の衝撃的な映像や当時の混乱した様子を振り返るところからはじまります。その後、乗客などを分析した結果、黒幕はアルカイダ(首謀者:オサマ・ビンラディン)と突き止めることに成功

ここからアルカイダとの本格的な戦いがはじまりますが、ビンラディンは巧妙に身を隠して、CIAは居場所すら特定できない日々が続きます。アルカイダは世界中に拠点があることなどから、CIAほどの情報収集力を持ってしても難しく、しまいには批判の対象ともなってしまいます。

次第にいらだちが募っていく中で、アルカイダは世界中でテロ行為をくり返します。アルカイダが関わった主なテロ事件は以下の通りです。

年月事件死亡・負傷者数
2003年11月トルコ・イスタンブール連続自爆テロ事件死亡者数:計61名
2005年7月英国・ロンドン地下鉄等同時爆破テロ事件・死亡者数:52名
・負傷者数:約700名
2008年6月デンマーク大使館爆発事件・死亡者数:8名
・負傷者数:約30名

※参考:法務省

2009年12月には味方に取り込もうとしたアルカイダ幹部とつながる男に自爆テロを起こされ、7名のCIA職員たちが死亡。ただ、これをきっかけに、CIA職員はより強い決意を固めます。

ビンラディンに伝令がいると分かった後、長い年月をかけて伝令の正体を突き止めることに成功。そこからパキスタンにある怪しい建物(邸宅)を発見し、ビンラディンとほぼ同身長の男がいることが分かります。

ただ、結局最後まで直接的な証拠が1つも見つかりません。この段階で急襲作戦を実行し、もし人違いだった場合には、アメリカの威信や大統領の社会的評価は一気に落ちてしまいます。テロリストたちからも笑い者にされてしまうでしょう。かといって、このタイミングを逃せば、ビンラディンの行方がまた分からなくなる可能性があります。

そうした中で、オバマ大統領は最終的に急襲作戦を実行することを決断します。ところが、急襲当日邸宅に到着したヘリの1機が墜落。急遽最初の計画から変更することになりますが、特殊部隊は冷静に邸宅内に突入し、3階にいるビンラディンを射殺。外では群衆が何事かと集まっていましたが、何とかビンラディンの遺体などを持ち帰ってヘリに乗り込みます。

帰還途中、事前に急襲作戦を伝えていなかったパキスタン軍からの追跡もあり、ビンラディン殺害後も緊張が続きます。最終的には無事帰還できますが、画面越しからも当時の緊迫した状況などがひしひしと伝わり、テロリストと対峙する大変さなどが感じられます

ちなみに、ある関係者が話した「テロリズムを破壊する力は被害からは生まれない。恐れることや報復の決断でもない。中立的立場から破壊するべきなのです」といった言葉も印象に残りますね。

基本情報

監督ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー
タイトルアメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン
エピソード全3話(2025年)
本編時間・ニュータイプのテロ集団(59分)
・手加減なし(43分)
・海神の槍作戦(81分)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(暴力/不穏な画像)
おすすめ度★★★★★(SSSランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81700898
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【2位】『警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件』山本兵衛

概要・あらすじ

2000年7月、六本木のナイトクラブで働いていた一人のイギリス人女性が姿を消した。警察の執念の捜査により、何百人もの被害者を毒牙にかけたとされる犯行が明らかになっていく。「日本最大の性犯罪」ともいわれるルーシー・ブラックマン事件の裏側に迫ったドキュメンタリー映画。

感想・おすすめポイント

  • お酒や薬物を使った卑劣さ
  • 刑事たちの執念が凄い
  • すべての罪を問えない無念さ

本作は事件に関わった巡査部長や警部補、警視などのインタビューを通して、ルーシー・ブラックマン事件の裏側に迫ったドキュメンタリー映画です。被害者の父親やジャーナリスト、スナックママなども取材に応じていて、当時の空気感がリアルに伝わってきます。

被害者が行方不明になったときの話からはじまるため、事件に詳しくなくても置いてきぼりにならずに見られます。

正直犯人が具体的にどんな暴行を加えたのかは細かく語られませんが、語り手の表情などから察せられる部分があります。女性を昏睡させるために薬物などを使ったことから、被害者の中には性的暴行を受けた覚えすらなかった人もいたようです。

さらに犯人は収集癖があったのか、暴行時の様子をビデオテープに収めていたことも判明。その映像を朝から晩まで見せられた機動隊員の中には、精神的に追い詰められてしまった人もいたようです。

また刑事たちの執念の捜査も印象的で、ある意味で上司(先輩)に逆らうような捜査を行ったことも語られ、事件解明に懸けた強い意志が伝わってきます。多数の被害者がいたことから、交友関係をたどればすぐに犯人が浮かび上がりそうですが、実際はそれほど単純ではないことも分かります。

結局200人以上の被害者がいたにもかかわらず、最終的に立件まで至ったのは10人のみ。ルーシー・ブラックマンさんに対する準強姦致死罪は無罪となり、すべての罪に問えない無念さも感じられます。

なお、本作は世界50の国や地域でトップ10に入るという快挙を成し遂げています。

基本情報

監督山本兵衛(やまもとひょうえ)
タイトル警視庁捜査一課 ルーシー・ブラックマン事件
上映時間1時間41分(2023年)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(性暴力描写あり)
おすすめ度★★★★☆(SSランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81452288
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【3位】『レインコートキラー』ジョン・チョイ&ロブ・シックススミス

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概要・あらすじ

2003年9月~2004年7月にかけて起きたソウル20人連続殺人事件。主に富裕層の高齢者や風俗嬢らが犠牲となり、「韓国史上最悪の連続殺人鬼」とも呼ばれた犯人ユ・ヨンチョル。彼はどんな手口を使い、どんな思考に突き動かされたのか。警察関係者などのインタビューをもとに、ソウル20人連続殺人事件の裏側に迫ったドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 凄惨な犯行現場&普通ではない犯人像
  • 殺害から遺体処理までにわたる残虐性
  • 常人には理解しがたい考えや価値観

本書はソウル20人連続殺人事件の裏側に迫ったドキュメンタリーで、主に警察関係者を中心としたインタビューで構成されています。登場するのは捜査課長や江南署長、機動捜査隊刑事、プロファイラー、科学捜査チーム長、ジャーナリスト、事件担当検事など、主に当時の捜査に直接関わった人たちです。

当初は高級住宅街に住む富裕層たちを狙った犯行で、何といっても凄惨な犯行現場が印象に残ります。血だらけの階段や脳髄※が飛び出るほどの暴行など、明らかに常軌を逸した現場であることが分かります。
※頭蓋骨の中にある脳そのもの

複数の地域で殺人が相次いだものの、当初は凶器も特定できず、同一犯かどうかも不明。現金が手つかずで残されていたことなどから、被害者と面識のある人物による犯行とも考えられていました。しかし同じ靴跡が現場から発見されるなど、徐々に普通の犯人ではないことが明らかになります。

次に狙われたのは風俗嬢で、ある風俗嬢が姿を消したという情報提供をきっかけに、ユ・ヨンチョルが捕まります。ただ、彼が取調室で自白した内容が本当なのか、警察は確信を持てずにいました。彼は犯人ではなく精神に異常があるだけかもしれない、と思いはじめます。最終的には動かぬ証拠が見つかり、犯人であることが確定します。

後に明らかになった女性(風俗嬢)への犯行手口も卑劣で、最初はラーメンも食べさせて楽しく会話し、終えて帰ろうとする女性を浴室へと誘導します。そこでハンマーを使って殴打・殺害し、遺体を切り分けた後に、ニオイ対策として古漬けのキムチと一緒に黒いビニール袋に入れ、夜中にタクシーに乗って山中に埋めていたのです。

犯人は浴室に入るためのドアを「生死を分けるドア」と呼んでおり、この空間の中では人を生かすも殺すも決めるのは自分なのだという思考の持ち主。遺体の切断には長時間かけていたそうで、理由は自分が統制しているという欲を満たしたいから。ちなみに解剖の知識は相当なもので、自分のレントゲン写真などで研究していたのだろうとのこと。

また、メディアの前で「今後は女性は軽々しく身体を売らないように。富裕層も教訓にしてください」と堂々と語る様子も印象的。自分のことを全知全能の存在と思っている節がありますが、もちろん超人ではなくただ単に殺人そのものが好きなだけと語られています。

他にもかわいい男の子と悪魔の姿を描いた絵などが紹介され、全体を通して常人には理解しがたい考えや価値観を持っていることが分かります。

なお、当時の社会風潮や韓国警察の体質、風俗嬢の実態、連続殺人犯の特徴、警察が遺族を蹴った出来事なども取り上げられており、さまざまな角度からソウル20人連続殺人事件について知ることができます。

基本情報

監督ジョン・チョイ&ロブ・シックススミス
タイトルレインコートキラー:ソウル20人連続殺人事件
エピソード全3話(2021年)
本編時間・新種の殺人鬼(44分)
・キリング・グラウンド(48分)
・審判が下る(55分)
ジャンルノンフィクション
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81087760
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【4位】『アイリーン:シリアルキラーの数奇な人生』エミリー・ターナー

概要・あらすじ

数少ない女性のシリアルキラーとして知られるアイリーン・ウォーノス。虐待を受けていた子ども時代から、死刑囚監房での衝撃的な告白まで、彼女の人生と犯行を再検証したドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 虐待やレイプを受けた壮絶な半生
  • 元恋人・タイラからの裏切りに泣きはじめる
  • 最初は戦う姿勢だったのに死刑を望むようになる

本作は、1989~1990年にかけて7人の男性を殺害したアメリカの連続殺人鬼アイリーン・ウォーノスの半生に迫ったドキュメンタリー。全体的に本人が登場する映像が多く収録されているほか、元恋人タイラ・ムーアや幼馴染ドーン・ボトキンスなども取材に応じています。

まず、アイリーンの半生はかなり壮絶で、彼女の母親はアイリーンが生まれる前に離婚し、育児放棄。兄とともに母方の祖父母に育てられるものの、祖父から日常的に暴行・虐待。11歳の頃からタバコや食べ物などと引き換えに異性と性的関係を持ち、その中には兄も含まれています。14歳のときには襲われ、子どもを妊娠・出産。
※参考:Wikipedia

本人の口からも半年間少年院にいたことや、4年間路上生活していたこと、30回以上レイプされたこと(集団レイプも含む)などが語られており、16~20歳の頃は住む場所もなくヒッチハイクをして身体を売っていたと話します。

1989年から殺人事件が立て続けに起きると、目撃情報や採取された指紋などから、アイリーンが逮捕されます。その後はインタビュー映像を交えながら、主に裁判時の様子が収録されています。

裁判では盗聴・録音された元恋人・タイラとのやりとりが流され、タイラからの裏切りに涙を流す場面が印象的。警察が自白を促すためにタイラとの関係を利用したのですが、涙を流している様子から彼女にとってタイラがどれほど大きい存在だったかが伺えます。

やや強引な主席検事ジョン・タナーとの戦いも収録されており、アイリーンの主張する正当防衛がどうなるのかも注目ポイント。最終的に第1級重罪殺人で有罪となりますが、裁判所から去る際に「レイプを経験してみろ。アメリカのクズどもめ」と吐き捨てており、レイプが彼女に深い傷を与えていたのだろうと想像できます。

1992年1月30日に、陪審員の満場一致で死刑が支持されます。当初は断固として戦う様子を見せていたアイリーンですが、次第に死刑を早く望むように変化していく様子も注目ポイントです。

全体を通して、こんな環境で育てば、まともな人間に育つのは難しいだろうと感じられます。彼女は過去のレイプのことなども基本的にあっけらかんと語っていますが、おそらく傷を負っていたのだろうと想像できます。また1990年代に女性やレズビアン、娼婦として生きることの大変さなども感じられますね。

基本情報

監督エミリー・ターナー
タイトルアイリーン:シリアルキラーの数奇な人生
上映時間1時間43分(2025年)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(自殺/性暴力描写あり)
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/title/81673047
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【5位】『オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件』グレッグ・ティルマン

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概要・あらすじ

1995年4月19日、オクラホマシティ連邦政府ビルが爆破される事件が発生。犠牲者は子ども19人を含む168人。自国民によるテロとしてはアメリカ史上最悪となった衝撃的な事件の裏側に迫ったドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 一瞬にして奪われた日常
  • 銃撃戦に発展したウェーコ事件との関わり
  • 銃好きな一面やいじめられた過去など

本作は、1995年4月19日に起きたオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の裏側に迫ったドキュメンタリー。オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件では子ども19人を含む168人が犠牲となり、自国民によるテロとしてはアメリカ史上最悪といわれています。

内容は主にインタビューで構成されており、当時ビル内にいた被害者やTVレポーター、救急医、FBI(特別捜査官)、ハイウェイ・パトロール、爆弾処理班などが取材に応じています。

まず印象的なのは、一瞬にして奪われてしまった日常の存在。事件前に撮影された職場の様子も収録されており、同僚などとの和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます。

しかし、そうした日常も凄まじい轟音とともに一変します。建物は爆破により1階から最上階(9階)まで破壊され、黒煙がもくもくと大きく立ちのぼる様子が映し出されます。映像だけでも相当な威力を持つ爆弾が使用されたことが分かります。

またビル内には託児所もあったことなどから、現場が混乱状態に陥る様子がリアルな映像とともに伝わってきます

当初は中東系のテロリストによる犯行と見られていました。ただ、最終的に逮捕されたのは白人のアメリカ人男性であるティモシー・マクベイと、その協力者テリー・ニコルズ。二人は同時期に軍にいた仲で、反政府思想で結びついていました。

オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件が起きた日はウェーコ事件が起きた日と同じで、ウェーコ事件(1993年)とは大量の銃器で武装した宗教団体と捜査当局の衝突事件です。激しい銃撃戦に発展したほか、火災が起きて76人(うち子ども22人)が死亡。「FBI最大の汚点」ともいわれる事件に、マクベイは強い反感を抱いていたと考えられます。

彼は幼少期から銃に夢中で、「政府に銃を取られる」と主張するグループにも所属。ウェーコ事件では銃規制が争点の一つとなったこともあり、政府への不信感をさらに強めたと考えられます。また痩せて背が低いことからいじめられた過去もあり、その影響もあったのだろうと指摘されています。

全体を通して、多くの犠牲者を出した悲惨さはもちろん、事件の背景にあった反政府思想やウェーコ事件との関わりも印象的です。また、トリアージ※で救えなかった子どものことなどを語る救急医の話も心に残りますね。
※多数の傷病者が発生している状況において、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めること

基本情報

監督グレッグ・ティルマン
タイトルオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件:事件はこうして起きた
上映時間1時間24分(2025年)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上
おすすめ度★★☆☆☆(Aランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/title/81704384
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【6位】『カオス:マンソン・マーダーズ』エロール・モリス

概要・あらすじ

1969年8月、カルト指導者チャールズ・マンソンによる命令で、信者たちが7人を殺害する事件が発生。赤の他人を殺した動機は何か。洗脳やCIAの実験などの闇にも迫ったドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 殺害当日の様子がよく分かる
  • CIAによるMKウルトラ計画との関係
  • 何年も解けない洗脳の恐ろしさ

本作は、信者たちに殺人を実行させたカルト指導者チャールズ・マンソンに迫ったドキュメンタリーです。

1969年8月9日、当時妊娠8か月半の映画女優シャロン・テートを含む5人が惨殺される事件が発生。被害者5人の刺し傷は計100を超えており、玄関先には「Pigs(ブタ)」とテートの血で書かれていました。翌日にはロサンゼルスに住むラビアンカ夫妻が殺害され、この事件でも「Rise(立ち上がれ)」「Death To Pigs(ブタに死を)」「Helter Skelter(ヘルター・スケルター)」などのメッセージが残されていました。

最初のシャロン・テート事件ではナイフ3本と拳銃1丁を手に、4人の信者たちがベネディクト・キャニオンにあるシャロン・テートの自宅に向かいます。まず、たまたま家の管理人と会っていた若者スティーヴン・ペアレンターを至近距離から4発撃ち込んで殺害。

窓から自宅に侵入した後、ソファで寝ていた映画監督ロマン・ポランスキー(シャロン・テートの夫)の友人・フライコフスキーを起こし、「俺は悪魔の仕事をしに来た」と銃を突きつけます。その後に次から次へと殺害していき、テートが子どもの命を助けてと懇願するものの、信者の一人が「あんたも赤ん坊もどうでもいい」「あんたが死んでも何も感じない」と答え、結局仲間とともに何度も刺して胎児もろとも殺害

ラビアンカ事件では、マンソンは事件前に「昨夜はメチャクチャだったから、今夜は一緒に行き、やり方を教える」と信者たちに伝えます。その後に車で一緒に移動して自宅へと侵入し、信者たちは夫妻を後ろ手に縛り、最初に夫レノ・ラビアンカを刺殺。妻・ローズマリーは夫のうめき声を聞き、夫の名前を叫びはじめるものの、結局腰辺りを16回ほど刺されて殺害されます

非常に残忍な犯行以外に、CIAが1953〜1964年に行っていたといわれるMKウルトラという極秘作戦との関係も印象的。MKウルトラ計画(作戦)とはCIAによる洗脳実験で、当時CIAは洗脳などによりプログラム化された暗殺者を求めていたと指摘しています。被験者に同意なくLSD※を投与していた可能性があり、マンソンが治療を受けていた診療所との怪しい関係が取り上げられています。
※「リゼルグ酸ジエチルアミド」の略で、幻覚作用を持つ薬物

またマンソンはLSDを与えながら説教し、自分の哲学を吹き込んでいく手口を用いており、信者たちは誤った考えを修正するのに何年もかかったそうです。信者・アトキンスは「彼が頭から離れない。忘れることができない。彼の思考が私を支配し、頭から離れない」と語っており、洗脳の恐ろしさも感じられます。

全体を通して、テート・ラビアンカ殺人事件で起きたことが分かりやすいほか、単純な殺人事件ではなく、ヒッピー文化※1やCIAの洗脳実験、ブラックパンサー(党)※2なども絡み合った悲劇なのかもしれないと感じられますね。
※1:1960年代後半のアメリカを中心に、既存の社会体制や価値観に反抗して生まれた文化運動
※2:1960年代後半から1970年代にかけて、アメリカで黒人民族主義運動・黒人解放闘争を展開していた政治組織

なお、本作には他にもテート・ラビアンカ殺人事件を起こした動機や、マンソンが国に利用された操り人形だった可能性などが紹介されています。

基本情報

監督エロール・モリス
タイトルカオス:マンソン・マーダーズ
上映時間1時間36分(2025年)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(暴力)
おすすめ度★★☆☆☆(Aランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81482892
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まとめ

Netflixにはただ刺激的なだけではなく、見終えた後に余韻が残るような犯罪ドキュメンタリーが数多くあります。

人間の心理や社会の闇をリアルに描き出す映像を見ると、フィクションとはまた違う生々しい人間ドラマが感じられます。また加害者や被害者だけでなく、その周囲で揺れる人たちの想いや事件を取り巻く社会のリアルなどが見えてくるのも魅力です。

少しでも気になる事件があれば、この機会に視聴してみてはいかがでしょうか。