「写真を題材にしたおすすめ漫画は?」
「カメラの知識が深まる、かつ面白い漫画は?」
写真・カメラ漫画には『東京シャッターガール』『カメラ、はじめてもいいですか?』などがあり、読者からは「カメラの知識が深まる名作」「ノスタルジックな気持ちを味わえる」などの声が上がっています。
そこで本記事では10~50代の男女(53名)を対象に実施したアンケートをもとに、写真・カメラを題材にしたおすすめ漫画をランキング形式で紹介していきます。
【53人に聞いた】知識も深まるおすすめ写真・カメラ漫画21選
10~50代の男女(53名)を対象に実施したアンケートをもとに、写真・カメラを題材にしたおすすめ漫画をランキング形式で紹介していきます(ネタバレなし)。
【1位】『東京シャッターガール』桐木憲一(14票)
基本情報
著者 | 桐木憲一 |
タイトル | 東京シャッターガール |
出版社 | 日本文芸社 |
発売日 | 2012/1/18 |
ページ数 | 179ページ |
ジャンル | 漫画(青春) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | 映画 |
概要・あらすじ
高校生の写真部員・夢路歩が東京に実在する名所を撮影しながら、出会った人々と触れ合う姿を描いた叙情的な物語。
評価・口コミ・選んだ理由
- 東京の有名なスポットだけでなく、あまり知られていない撮影スポットなども、漫画を通して楽しみながら知れるところがおすすめです(30代女性)
- 写真部の女子高生がカメラを持ち、東京の名所を訪ねていく作品です。人物の絵柄は少々劇画チックで好みが分かれるかもしれませんが、風景や建物の描写がよく描かれています。風景は草木の柔らかさが表現され、建物はおそらく3Dレンダリングなどで緻密な出来栄えになっています。この本を読んだ人が東京を訪れた時、その景色から漫画内で話された地域の歴史などを思い返すことでしょう。また、東京に行かずとも、自分の縁のある地域にも同様な歴史があることに思い馳せるかもしれません。ノスタルジックな気持ちを味わえる、素敵な作品だと思います(30代男性)
- 写真部の女子高生が、東京の様々な名所を訪れて写真を撮影していくというストーリーです。よく知った東京の風景や観光地がたくさん出てくるので、実際に訪れることができる場所を漫画で読むという面白さがあります!(30代男性)
- 文字が少し多いですが、東京のガイドブックのような内容でとてもおもしろいです。フィルムカメラが欲しくなります(20代女性)
- 写真を撮るのが大好きな主人公の女子高生・歩が、東京の隠れた名スポットを巡り、写真を撮っていくストーリーです。こんな場所があったんだと新しい発見もありますし、歩と同じ写真を撮りたくなります(30代女性)
- 下町の風景が魅力的です。もっと写真を増やしたいと思いました(20代女性)
- 東京の各所をカメラとともに描かれていて観光した気分になれる作品で好きです(30代男性)
- 私はカメラオタクではないけれど、カメラについての説明が丁寧で初心者にもわかりやすいと思いました(20代男性)
- カメラの楽しさが伝わる漫画です。東京のガイドブック的な面白さがあり、東京に遊びにいきたくなります(30代女性)
- 東京の数々の名所が出てきて描写がリアルでとても面白かったから(30代男性)
- 写真が好きなヒロインが東京の名所を巡りながら撮影と人々との交流を楽しむ姿が非常に魅力的で、写真やカメラを自分も楽しみたくなる作品だと思ったからです(20代女性)
- カメラの魅力は単に撮ることだけでなく、そのカメラを通していろんなものや人と触れ合うことにもあるということが伝わってくる漫画でおすすめです。カメラを持って街歩きしたくなります(30代女性)
- 写真はもちろん、まるで観光スポットを回っているような気持ちになれますし、カメラの勉強にもなりおすすめです(40代男性)
- 東京の色々な名所が描かれていて、読んでいるだけで、旅してる気分になれる(40代男性)
【2位】『カメラ、はじめてもいいですか?』しろ(13票)
基本情報
著者 | しろ |
タイトル | カメラ、はじめてもいいですか? |
出版社 | 少年画報社 |
発売日 | 2020/7/30 |
ページ数 | 196ページ |
ジャンル | 漫画(青春) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | ドラマ |
概要・あらすじ
アパートで独り暮らしの女子高生・ミトが隣のお姉さんからモデルに誘われたことをきっかけに、自分でもカメラをはじめて少しずつ変わっていく物語。
評価・口コミ・選んだ理由
- アニメタッチの可愛いキャラクターたちが目立ちますが、内容もとても深く、カメラの知識が深まる名作です(20代男性)
- カメラについて知らなくても楽しめる漫画だと思います。実際にあるカメラの機種のため、カメラについて知ることもできますし、ほのぼのとした日常の中でだんだんとカメラの魅力にハマっていく少女を見るのが楽しいです(20代女性)
- 女子高生がカメラのモデルを頼まれたことをきっかけに自分もカメラを始めるという話で、少しずつカメラの魅力にハマっていく感じが自分に近いなと感じて面白く感じました。主人公のようにカメラに興味を持って始める人にすごくオススメの一冊です。私もこの本を読んで写真を撮ることに興味を持ったので、読んだ人は実際に自分で写真を撮りたくなるんじゃないかなと思います。カメラに詳しくなくても解説があって楽しめると思います(30代女性)
- カメラにハマった時期に読んでました。タッチがとても可愛くて気になったのですが、内容は結構しっかりとカメラ好きが納得できる情報もあって、予想外でしたが多角的な満足度が高い漫画でした(40代女性)
- 自分が所有しているカメラが漫画に出てくるときは興奮しました。富士フィルムの良さが伝わってきます(30代女性)
- カメラについてしっかり解説されながらもストーリーがしっかりした作品。ヒロインのかわいらしい顔立ちも相まって購読しています(40代男性)
- キャラは可愛いが、カメラに関してはマニアックなものまで書かれているので、こだわりのカメラ漫画です(40代男性)
- 漫画を読んでいくうちにカメラについて興味が湧いてくる内容だからです(30代男性)
- 隣人の綺麗なお姉さんに話しかけられたことをきっかけに、猫背で陰キャだった高校生がカメラに興味を持ち、そこから同じ学校の子たちとも交流が始まっていくところに、出会いとタイミングは大事なのだと思った(30代女性)
- 自分に自信がないミトが、苦手なタイプの人にカメラを誘われて流されてしまうも、どんどんハマっていく姿が面白かったから(20代女性)
- 遠方の高校に通うため、一人暮らしをしていたミトが隣の部屋に住むチサトに被写体モデルを頼まれたことをきっかけに、カメラの世界に興味を持ち、人間関係も広がっていくところがよかった(30代女性)
- 一人暮らしの女子高生が隣人がきっかけでカメラをはじめる話。カメラを通して色々な場所を見たり青春を充実させていくところがオススメです(30代女性)
- カメラの楽しさ、奥深さを描けているだけでなく、カメラを通して主人公がいろんな人と繋がりを持ち、成長していく姿を見れるのも良かったです(30代男性)
【3位】『恋の撮り方』たなかのか(4票)
基本情報
著者 | たなかのか |
タイトル | 恋の撮り方 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2018/3/24 |
ページ数 | 178ページ |
ジャンル | 漫画(恋愛) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
何があっても笑わないと囁かれている写真部部長・佐々木つぐみと、ひょうなことから写真部に入った新入生・河島まもるの関係を中心に描いた物語。
評価・口コミ・選んだ理由
- 少し不思議な設定の漫画なのですが、とにかく胸キュンします。そしてカメラ漫画にふさわしい画力の高さで、総合的にレベルが高いと思いました(30代女性)
- 笑わない女の子が笑う瞬間という、絶対にどきっとする瞬間に片思いの話が胸キュンしました(30代女性)
- 写真部に入った話ですが、写真の撮り方もそうですが恋愛模様もよい(30代男性)
- 普段は全く笑わないつぐみがまもるのファインダー越しには笑顔になっている。いわゆるツンデレ系のつぐみさん。それに惹かれるまもるくんに思わず微笑んでしまいます。可愛らしくホッとする作品です(50代男性)
【4位】『閃光少女』『フォーカス&コントラスト』など(各2票)
- 『究極超人あ~る』ゆうきまさみ(発売日:1986/1/18)
「逆光は勝利」「世はなべて三分の一」「ピーカン不許可」「頭上の余白は敵だ」「トライXで万全」など、数々の名言?迷言?とともに、写真部(光画部)のドタバタが展開されます。古い漫画ですが、当時の一眼レフ事情が分かったりと、写真が趣味の人なら、思わずクスッと笑ってしまうネタが散りばめられたコメディ漫画の名作だと思います(50代男性)
実は写真部=光画部での活動がメインのゆうきまさみさんのギャグマンガ (30代女性) - 『イエスタデイをうたって』冬目景(発売日:1999/3/19)
おおいなるモラトリアム期、懐かしい90年代の若者の文化がわかる漫画です。この時代の空気が好きです(50代女性)
独特の世界観のある作品です。人物写真を撮らずコンビニでバイトしていただけの主人公が徐々に変化し、カメラに本気で向き合っていく姿を描いています。カメラに真剣に向き合う青年を中心に2人の男女が織りなす人間関係を描いているのが印象的です(40代女性) - 『閃光少女』あさのゆきこ(発売日:2013/9/9)
高校写真部の顧問を引き受けることになった写真家志望の主人公のストーリーですが、カメラに関する知識が同時に学べるのでおすすめです(50代男性)
追い求めていた夢を諦めた時の気持ち、そして再び情熱を取り戻す過程がとても丁寧に描かれています。写真家志望だったはずが、高校の教師となった濱野。でも、写真部の顧問を引き受けた事が彼の心を変えました。読んでいるうちに、自分自身と重なるところも多々あるのでとても感動的でした(40代女性) - 『フォーカス&コントラスト』町村チェス(発売日:2014/12/10)
写真好きの女性の話で、ほのぼのとしていて面白いと感じたから(40代女性)
絵柄がとても素敵で引き込まれます。人間関係を楽しめるのも特徴で感情移入できます(20代男性)
【8位】『ピントぴったし!』『カメラマン寸前』『たまゆら』など(各1票)
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治(発売日:1977/7/9)
すべての話がカメラの話ということはないのですが、二眼レフを取り扱った話、レンズ付きフィルムを扱った話、安く現像する話など、時代性がありつつかなり詳細な情報でストーリーが進んでいて面白いです(40代男性) - 『ピントぴったし!』石田まさよし(発売日:1982/10/1)
学生恋愛+写真撮影という感じで、ほのぼのしていて良いです。主人公はこと女性を撮ることには抜群の才能を発揮しますし、なかなか参考になるのでおすすめです(50代男性) - 『カメラマン寸前』さいとう・たかを(発売日:1985/9/1)
カメラマンの寸前が、命を付け狙われる。 画風がゴルゴ風で迫力がある(50代男性) - 『部屋においでよ』原秀則(発売日:1991/6/5)
カメラマンを目指す男子大学生と社会人の女性ピアニストとの恋愛物語。原秀則さんの漫画が好きで、読んだなかの一作品です。ネタバレになってしまうので具体的には言及はしませんが、兎に角、ラストが凄かったです!このひと言です(50代男性) - 『クレヨンしんちゃん』臼井儀人(発売日:1992/4/1)
言わずと知れた有名作品『クレヨンしんちゃん』です。しんちゃんのおばがカメラマンを目指して助手になるストーリーがあります。狭き門に紆余曲折しながらも挑戦するむさえさんの行動力が魅力です(30代女性) - 『ニナライカ』川崎ぶら(発売日:2001/5/1)
カメラにフォーカスを当てる漫画は少ない中、知る限り唯一のカメラがキーとなる漫画。エ○要素があるため苦手な人は苦手かもしれないが、青春のエモい雰囲気がなんとも言えない。スポーツに打ち込んだ私は知り得なかった群像劇が描かれている(30代男性) - 『アオハライド』咲坂伊緒(発売日:2011/4/13)
恋愛漫画でもあってとても面白くカメラの内容もありどんな話かは読んで見てください!とても面白いです(10代女性) - 『たまゆら』佐藤順一&momo(発売日:2011/5/14)
以前NHKでアニメをやっていた作品です。ほのぼの学校生活のアニメで、ゆったりと見ることができた作品ですので、漫画も購入し読んでしまいました。亡くなった父が持っていたカメラを使用し写真を撮るのが好きな主人公の沢渡楓の周りの家族や友だちと過ごす物語。タイトルの『たまゆら』は、カメラに白い光が入ることをいう。主人公の心情が随所で描かれているのと、ほのぼのした雰囲気がとても好きなポイントで、どの年代の方にもおすすめだと思います。写真が好きな方でもそうでない方も写真が好きになるし、ロケ地(横須賀・竹原)の描き方も綺麗で作者のリスペクトを感じます(30代女性) - 『彼女とカメラと彼女の季節』月子(発売日:2012/5/23)
青春時代を思い出させてくれるストーリーとカメラや写真が上手く合わさっていて、非常に綺麗な物語です(40代男性) - 『ピンボケ写太』ビッグ錠(発売日:2015/5/30)
カメラ初心者だった自分が、カメラの基本テクを学ぶことができたバイブル的な漫画がコレ!高校生カメラマンの主人公が、カメラバトルを通して成長していく姿が描かれます。『包丁人味平』という傑作を描く作者の隠れた名作になります(50代男性) - 『ゆるキャン△』あfろ(発売日:2015/11/12)
元々はキャンプを題材にした作品だが、少女たちがキャンプをする道中や観光地を旅する時に、スマートフォンで風景などを撮影したりするので、写真・カメラに関する漫画として読むこともできてオススメだからです(40代男性) - 『mono』あfろ(発売日:2018/10/25)
本格的な一眼レフカメラやデジカメではなく、スマホカメラが中心の作品で、難しい専門的な言葉も少なく、読みやすいから(30代女性) - 『時光代理人 -LINK CLICK-』(発売日:2022/10/20)
元は中国から生まれた漫画です。主人公2人が写真を使って過去にダイブして後悔を解決していくという内容ですがとても面白い(20代女性) - 『SF短編コンプリート・ワークス』藤子・F・不二雄(発売日:2023/7/28)
【夢カメラ】未来から来た、セールスマンがうっかり現代に取り残されてしまい、現代人に「未来のカメラ」を売ってしまい騒動になります。カメラ好きな著者が描くので、様々なカメラが登場して、ただのカメラではなく、面白いです(40代男性)
まとめ
写真・カメラ漫画では『東京シャッターガール』『カメラ、はじめてもいいですか?』が人気で、カメラ好きからも評価されています。
作品によっては観光気分を味わえたり、ノスタルジックな気持ちになれたりするので、ぜひ読んでみてください。
概要(調査・アンケート)
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2024年7月28日~8月4日 |
調査対象 | 10~50代の男女(53名) |
調査対象 (年代) | 10代:1名(約1.9%) 20代:9名(約17.0%) 30代:23名(約43.4%) 40代:12名(約22.6%) 50代:8名(約15.1%) |
調査対象 (性別) | 男性:26名(約49.1%) 女性:27名(約50.9%) |