【レビュー】『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー【約10年に及ぶ執念の追跡】

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「緊迫感が凄いドキュメンタリーを見たい」
「911(アメリカ同時多発テロ事件)やビンラディン急襲の裏側を知りたい」

そんな人にぴったりなのが本作で、CIA職員や特殊部隊などのインタビューを通して、アルカイダとの長期にわたる攻防やビンラディン急襲作戦の裏側に迫ったドキュメンタリーです。

CIA職員や特殊部隊が語る生々しいエピソードなどが多数収録されており、ニュースだけでは分かりにくい葛藤や人間模様なども感じられます。特に急襲作戦シーンでは息を飲む瞬間や張り詰めた沈黙までもがリアルに伝わり、その場にいるかのような臨場感も味わえるでしょう。

そこで本記事では、実際にダニエル・シヴァンさんとモー・ルーシーさんが監督を務める『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』を見た感想を紹介していきます。本記事を読めば、作品の見どころや緊迫感のポイントなどが分かり、視聴前に内容や魅力をしっかりと把握できるでしょう。

※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください

基本情報

監督ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー
タイトルアメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン
エピソード全3話(2025年)
本編時間・ニュータイプのテロ集団(59分)
・手加減なし(43分)
・海神の槍作戦(81分)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(暴力/不穏な画像)
おすすめ度★★★★☆(SSランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81700898

概要・あらすじ

2,977人もの犠牲者を出したアメリカ同時多発テロ事件(通称・911)。CIAはアルカイダ(首謀者:オサマ・ビンラディン)が黒幕であることを突き止め、結果的に約10年にも及ぶ追跡がはじまる。911やビンラディン急襲作戦の裏側などに迫った緊迫のドキュメンタリー。

感想・おすすめポイント

  • 約10年に及ぶ執念の追跡
  • CIAとアルカイダの凄まじい攻防
  • 急襲作戦の緊迫した舞台裏

本作は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件や、2011年5月2日に行ったビンラディン急襲作戦などの裏側に迫ったドキュメンタリーです。

まずは911の衝撃的な映像や当時の混乱した様子を振り返るところからはじまります。その後、乗客などを分析した結果、黒幕はアルカイダ(首謀者:オサマ・ビンラディン)と突き止めることに成功

ここからアルカイダとの本格的な戦いがはじまりますが、ビンラディンは巧妙に身を隠して、CIAは居場所すら特定できない日々が続きます。アルカイダは世界中に拠点があることなどから、CIAほどの情報収集力を持ってしても難しく、しまいには批判の対象ともなってしまいます。

次第にいらだちが募っていく中で、アルカイダは世界中でテロ行為をくり返します。アルカイダが関わった主なテロ事件は以下の通りです。

年月事件死亡・負傷者数
2003年11月トルコ・イスタンブール連続自爆テロ事件死亡者数:計61名
2005年7月英国・ロンドン地下鉄等同時爆破テロ事件・死亡者数:52名
・負傷者数:約700名
2008年6月デンマーク大使館爆発事件・死亡者数:8名
・負傷者数:約30名

※参考:法務省

2009年12月には味方に取り込もうとしたアルカイダ幹部とつながる男に自爆テロを起こされ、7名のCIA職員たちが死亡。ただ、これをきっかけに、CIA職員はより強い決意を固めます。

ビンラディンに伝令がいると分かった後、長い年月をかけて伝令の正体を突き止めることに成功。そこからパキスタンにある怪しい建物(邸宅)を発見し、ビンラディンとほぼ同身長の男がいることが分かります。

結局、最後まで直接的な証拠が1つも見つからないまま急襲作戦を決行します。もちろん人違いだったら、アメリカの威信や大統領の社会的評価は一気に落ちてしまいます。

そうした緊張がある中で、急襲当日邸宅に到着したヘリの1機が墜落。急遽最初の計画から変更することになり、邸宅内に侵入して3階にいるビンラディンを射殺。邸宅の外では群衆が何事かと集まっていましたが、何とかビンラディンの遺体などを持ち帰ってヘリに乗り込みます。

帰還途中、事前に急襲作戦を伝えていなかったパキスタン軍からの追跡もあり、ビンラディン殺害後も緊張が続きます。最終的には無事帰還できますが、画面越しからも当時の緊迫した状況などがひしひしと伝わり、テロリストと対峙する大変さなどが感じられます

ちなみに、ある関係者が話した「テロリズムを破壊する力は被害からは生まれない。恐れることや報復の決断でもない。中立的立場から破壊するべきなのです」といった言葉も印象に残ります。

まとめ

本作は主にインタビューを通して、アルカイダとの長期にわたる攻防やビンラディン急襲作戦などの裏側に迫ったドキュメンタリーです。

2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件を契機に起きた、CIAとアルカイダの凄まじい戦いなどが収録されています。

特に後半は緊迫感が凄く、伝令の特定からパキスタンの邸宅発見、確証がないまま決行された急襲作戦、さらにヘリ墜落やパキスタン軍の追跡などには思わず引き込まれてしまうでしょう。

今回取り上げたドラマ『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー

監督ダニエル・シヴァン&モー・ルーシー
タイトルアメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン
エピソード全3話(2025年)
本編時間・ニュータイプのテロ集団(59分)
・手加減なし(43分)
・海神の槍作戦(81分)
ジャンルドキュメンタリー
出演者・キャスト
年齢制限16歳以上(暴力/不穏な画像)
おすすめ度★★★★☆(SSランク)
Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81700898