「農業を題材にしたおすすめ漫画は?」
「農業に関する知識も深められて面白い漫画は?」
農業漫画には酪農や野菜作りなどを題材にした作品があり、読者からは「農業に関する知見を深められる」「食や命、生産者への考えが変わった」などの声が上がっていますね。
そこで本記事では20~60代の男女(99名)を対象に実施したアンケートをもとに、食と命の尊さを感じられるおすすめ農業漫画をランキング形式で紹介していきます。
【99人に聞いた】食と命の尊さを感じられるおすすめ農業漫画19選
20~60代の男女(99名)を対象に実施したアンケートをもとに、食と命の尊さを感じられるおすすめ農業漫画をランキング形式で紹介していきます(ネタバレなし)。
【1位】『銀の匙 Silver Spoon』荒川弘(49票)
基本情報
著者 | 荒川弘 |
タイトル | 銀の匙 Silver Spoon |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2011/7/15 |
ページ数 | 189ページ |
ジャンル | 漫画(青春/グルメ) |
受賞・候補歴 | 【受賞】マンガ大賞2012 【受賞】第3回ブクログ大賞(マンガ部門) 【受賞】第58回小学館漫画賞(少年向け部門) |
メディアミックス | 映画/アニメ |
概要・あらすじ
北海道の農業高等学校を舞台に、これまで農作業に関わりのなかった一般家庭の次男・ 八軒勇吾が苦悶しながら成長していく青春ストーリー。
評価・口コミ・選んだ理由
- 農業に関して何も知らない主人公が農業高校に入学していろいろな経験をしていくストーリーは読者も同じように経験したかのように思える漫画です。農業高校出身のわたしはあるあるとうなずきながら楽しめました(20代女性)
- 農業高校を舞台に繰り広げられる青春農業ライフを描いた作品です。主人公は農業に興味もなければ縁もないサラリーマン家庭の男の子。中学までの”競争”に疲れて逃げ込んだ高校でしたが、そこで出会う仲間たちとの交流を通し少しずつ変化していきます。一杯の牛乳、一切れの肉にも畜産農家さんや家畜のドラマがあることを教えられ、食や命、生産者さんに対する考え方が変わりました。マンガの好きな娘の影響で読み始めましたが、この作品に出会ってから買い物に行っても値段だけではなく、ここに至るまでの物語を考えて商品を選ぶようになりました。農業と青春が組み合わさっているので、農業だけでなく濃密な青春ドラマが好きな人にもおすすめです(60代女性)
- 農業高校での生活を通して高校生の葛藤や恋愛、悩みを描いていくところが斬新でした。自分も実際に農業高校で働いていたことがあるので、細かいところに「こういうことあるよね~」とすごく共感できて、それも楽しかったです。農業に関して美化もしないし否定もしない、ありのままを丁寧に書いているところも良かったと思います(40代女性)
- 農業高校生の話だが、家畜と人間との距離感など、可愛がって情がうつると後が辛いだけなど、とても考えさせられる漫画です。特に忘れられない名言がコレ。「逃げた事を卑下しないでプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです」。人生に迷った時に読み返すそんな漫画です(50代男性)
- いい成績、競争に疲れて夢もなく農業高校に入学した主人公が、高校三年間で新しい視点を発見し、夢を見出していく物語。校内でピザ窯を発見したのをきっかけにピザ会を企画、運営するエピソードがあるが、ひとつのピザを作るのに野菜、穀物、食品加工、林業など多くの人員が関わり、皆で最高のピザを食べる幸せそうな姿が印象的だった。当たり前のように宅配やスーパーで入手したものを食べるだけでは得られない、生産者視点の面白さがあると思った。これから未来を決める若者もそうだが、食べ物を扱う人には読んでもらえたらと思う。フードロスの重大性を感じる(30代女性)
- 命のありがたさや農業の大変さがよくわかる。また胸に刺さる言葉がよくあり、感情的に読めて面白い(30代女性)
- 農業高校の話で今まで全く知らない世界を知ることができた。恋愛要素もあり面白かった!(30代男性)
- 荒川弘先生の農業高校マンガです。学園コメディものなので、笑わせられるところや感動してしまう場面も随所にありつつ、農業について深く考えさせられるような問題提起もあります。幅広い年代におすすめです!(40代女性)
- 北海道の農業高校を舞台にした話です。道民としてはあるある!という部分ももちろんあったのですが、他の高校とは一線を画している農業の授業や実習をテーマにしながら話が展開していくのががとても面白いです(30代女性)
- 酪農漫画ですが、農業にもしっかり踏み込んで話があり酪農と農業は切っても切り離せないと教えてくれた漫画です。特にピザ回はアスパラガスの鮮度やとれたてトマト等農業なくしてないし、ほうれん草はわざと霜に充てることなど漫画から教えられたことが多々あるので推します(40代男性)
- この漫画は、実際にある北海道の農業高校をモデルとして描かれている漫画となっています。作中に出てくる部活動の中で、馬術部が出たり、校舎内における農業実習の風景も描かれているため、こういった農業高校に興味がある方はぜひ読んだら面白いかと思います。また育てた豚を肉として食べる場面もあり、漫画を通して食と命の尊さ、大切さを学ぶことができると思います(30代男性)
- 農業をまったく知らない、興味ない人でもバラエティー要素があって、とても読みやすく、農業の大切さ、辛さなどが伝わってくる本です(30代男性)
- 知り合いが農業の学校を卒業しており、こちらの漫画がすごくおもしろいとオススメされたので読みました(30代女性)
- 農業描写がリアルなところがいいです。アニメ化もしているのでアニメから興味を引けそうで良かったと思います(30代女性)
- 若い世代が農業や畜産などの一次産業に、青春期のなかで悩みや葛藤を抱えながら向かい合っているのが良い(30代男性)
- 農業だけではなく窮乏する農家の現状を表すことによって日本の危機的状況を描いているから(20代男性)
- この作品は農業高校を舞台にしたもので、高校生たちの人間模様や恋模様を農業高校という少し特殊な環境で描いている。当時、中学生の自分がハマる内容だった(20代男性)
- 北海道の農業高校を舞台にした漫画。逃げの人生から前向きに生き始める主人公の成長が素敵(60代男性)
- 畜産、農業に関する高校生たちの話。命の大切さも知ることができるのがよい。ちなみに恋愛もある(40代女性)
- 農業高校の日常が分かるものです。自分で食品を作るまでの学科課程が見れて勉強になります。牛を育ててチーズ、牛乳を作るなど、授業の詳しい内容が見えて面白いです。自分で豚を育てて食べるという命をもらう教えも得られるものです。質が高い物語で大人でも読みがいがあります(30代男性)
- 農業高校の生活をリアルに描いたもので勉強になります。中でも酪農家に深く触れているのが印象的です。牛を飼って牛乳にする、チーズにするなど、産業にも触れているのが面白いです。育てた牛や豚を自分たちで食べることもします。そこでは命をいただくことの大切さにも触れていて良かったです(30代男性)
- 農業の楽しさや喜びと後継者問題などの厳しい現状の両面をリアルに描かれているので、農業に関する知見を深めることができて非常に勉強になると思ったから(20代女性)
- 農業とともに青春を掛け巡っているようなストーリーで、読んでいても力を与えてもらえます(40代男性)
- 農業高校が舞台の漫画です。自分が育てた子豚が食肉となって返ってきたり、命の大切さを知れる漫画です(20代女性)
- 進学に挫折して、親元から離れたかった主人公が農業高校に進学する話で、何の目的もなく農業高校に入ったことで、周りの学生や農業と大きく関わる生活を送りながら、自分のことを考え、見つめていく話です。主人公が育てた豚、馬術部での馬の世話、友達の離農問題等、様々な事柄から農業がどういうものなのかを考える良いきっかけになりましたし、お話は長いながらも冗長さがなく純粋にマンガとしても楽しめます。農業に憧れのある人におすすめで、漠然としたイメージをある程度掴めるのではないかと思います(50代男性)
- 農業高等学校の内情が見れて農業や畜産などについて普段見れない情報などを詳しく知れてとても面白い漫画です。農業や畜産などの苦労や命をいただくことについて考えさせられる漫画です(30代男性)
- 農業高校を舞台に、命の大切さなどを実感していく生徒たちの様子を通し、農業の大変さや楽しさを学べる漫画だから(20代女性)
- 有名漫画であり、『鋼の錬金術師』などを手がけた荒川先生の作品ということで絵も良い。実際の農業関係者からも絶賛されるほどリアルで丁寧な作品(50代女性)
- 農業高校を舞台に主人公や自然のしくみ、家畜、命の大切など農業に関する様々なことを学んでいくストーリーです。この本を読めば、農家や農業という仕事について一通り理解することができると思いますし、その奥深さについても心にストンと落ちてきます(30代女性)
- 学生の頃から農業について学ぶ主人公たちと、農業についてあまり知らないことを一緒に学べる感じがするから(20代女性)
- 農業高校に入学した一般家庭の男の子の話。食べられるために育てられる動物や、怪我をすればすぐに処分されるような動物と真摯に向き合う真面目な主人公のお話なので、老若男女問わずに家族で読んでほしい作品です(30代女性)
- 仲間や家畜に支えられて日々成長するストーリーに熱意を感じるから (20代男性)
- 農業は古いという概念を払拭させてくれるような夢のある物語だから(40代女性)
- 『鋼の錬金術師』の作者でもある著者が書いた、全く違ったテイストの作品である今作。都会に住んでいた主人公が突如北海道の農業高校に入学することになり、素人なりに農業、畜産といった全く縁のなかった文化に触れて成長していくという物語です。一次生産者という職業人がどういった環境にいるのか。同級生と繰り広げるドタバタコメディから、高齢化、後継者問題、農業のシステム化など、現実的な問題にも触れており、農業というものの一端を知る最初の一冊として最適であるように思います(30代男性)
- 一次産業を営む人が身近にいないため、業界を知ることができる。あくまで現実に沿った学生が主人公の漫画なので、学生の苦悩が見られて、ドラマがあって、リアリティがあって非常に共感できて面白いと感じた(20代男性)
- 農業に興味がある方の入門編。農業というより酪農ではありますが、実際の資金難とか破産などのツラさも描かれていて考えさせられる作品となっていると思います(50代女性)
- 北海道を舞台にした農業、畜産マンガで、知識の吸収にとても役立ちます。勉強になるし農業への関心が増しました(20代男性)
- スーパーでなんとなく購入している農産物、畜産物の裏側の生産場面やそれに携わる人たちの人間模様がとてもリアルで勉強になりました。映画もおもしろかったです(30代男性)
- 農業の漫画の中では一番有名だと思うし、やはり読んでいて楽しい(40代男性)
- 北海道の農業、酪農を学ぶ専門的な高校を舞台に普通科からという畑違いな新入生の奮闘です。広大な北海道の農業や酪農を垣間見ることができます。農家、酪農家さんのすごさ、苦しみや悩みに感心し考えさせられました。高校生の揺れる人生観の変化も面白いです。普通科進学科にいた主人公の燃え尽き、挫折やうっとうしい家族関係など思春期には共感するような場面だったり、自分を探している姿も勇気づけられます。自分の中の大事にしたいところを見直すきっかけになりましたし、食べ物の大切さが身に沁みます。 何のために勉強しているかわからない人、自分に何にもないと思っている人、学生さんにはぜひおすすめです(30代女性)
- ハガレンの作者ということでなんとなく読みましたが、北海道の畜産や農業などがわかりやすく紹介されて、なおかつ出てくる食べ物がめっちゃ美味しそうでかなり面白かったです(30代男性)
- 映像化もされている有名な作品です。北海道の農業高校が舞台で、自然との共生の尊さと厳しさを考えさせられます(20代女性)
- 子牛に懐かれて服を台無しにされたり、追いかけたりする主人公が面白かったし、真面目なのにドジなところが憎めないので、見ていて楽しかったからです(20代女性)
- 都会育ちをしてきた主人公だからこそ、農業のいろんな部分でいちいち驚くところが面白いですし、仲間と一緒に成長していく様子を見守るような気持ちになれる作品です(30代男性)
- 畜産農業の漫画です。『鋼の錬金術師』の作者だけあって話の内容は非常に面白いです。作者が『鋼の錬金術師』の作者だけに、最近流行りの主人公が異世界に転生して農業をするといったタイプのファンタジー路線かと思いきや、完全にリアル路線の漫画です。主人公は北海道の農業高等学校に通う生徒で、昨日まで大切に育ててきた生きた牛を殺して加工するといった畜産業の農業高校ならではの葛藤などが他の漫画にはなく面白いです(50代男性)
- ハガレンの作者でもある荒川さんの作品ということで、読み始めましたが、農業や食への視点が変わりました。荒川さんの実際の体験談もおりこまれていて、普通に生活していたらまったく知ることがない世界で、私たちが美味しいご飯を食べることができるのは、こういうことを真剣に取り組んでいる人たちがいてくれるからということが改めてわかります。ストーリーの構成もさすがは荒川さんと言うしかないほど飽きることもなく、楽しく読むことができます。現在小さい子供がいるのですが、大きくなって理解できそうな年齢になったら読ませたい漫画でもあります(20代女性)
- 進学校受験に失敗した主人公が農業高校に入学して農業にまつわる課題をクラスメイトとともに解決していく話。今まで農業に携わっていない主人公の目線で関わっていくのが面白い。農業全体を知ることができる(30代女性)
- 作者が『鋼の錬金術師』を書いていたことから、この作品を知り農業から畜産に関することに興味もあったため、購読しました。農業などに縁がない主人公が高校生活を送りながら、農作業の大変さや食用動物と向き合うシーンが笑いを織り交ぜながら具体的に書かれており、とても楽しく読めた作品でした(30代男性)
- 農業や酪農に就くために、日々勉強する農業高校の生徒達の物語。農業に従事する一つ一つの作業や苦労が丁寧に描かれています(40代女性)
【2位】『百姓貴族』荒川弘(18票)
基本情報
著者 | 荒川弘 |
タイトル | 百姓貴族 |
出版社 | 新書館 |
発売日 | 2009/12/11 |
ページ数 | 126ページ |
ジャンル | 漫画(エッセイ) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | アニメ |
概要・あらすじ
十勝(北海道)で酪農と畑作を営む農家に生まれ、農業高校卒業から漫画家になるまでの七年間を農業に従事していた作者の実体験に基づいたエッセイ漫画。
評価・口コミ・選んだ理由
- 北海道十勝にある実家の「荒川農園」が舞台の作品。酪農、畑作を中心に、家族エピソードなどを織り交ぜ、農家の悲哀や「食」の大切さが勉強できる作品です。農業に関しての造詣が深い作者らしく、興味深い蘊蓄や、独自の仮説、独特なセリフ回しやワードセンスがあり、農業に興味がない方でもとっつきやすく楽しめる作品だと思います(30代男性)
- 同作者の『銀の匙』とも迷いましたが、より農家の事情がリアルでコメディタッチで軽く読めるのが良いと思いました。私事ですが、以前十勝に住んでいて馴染み深くもあります。読んでいると、農家で楽しく生活をしてみたい!という気持ちと、いや、絶対こんな生活嫌だ!の相反する気持ちが渦巻きます(40代女性)
- 『鋼の錬金術師』などで知られる荒川弘さんの農業コメディ漫画です。農業高校出身でご実家も酪農中心の農家である荒川先生の経験を元にしたリアルな農家事情が描かれています。おそらく普通の人からしたらありえない農家の日常はちょっと奇想天外。同じく実家が農家の私からしたらあるあるが詰まっています(30代女性)
- 漫画家になる前、北海道で家族で農業(酪農)をしていた体験をマンガにしたもの。破天荒な家族の一見ギャグマンガですが、その内容はリアルで深く、時に考えさせらる。例えば、アニマルウェルフェア、牛乳や肉、卵の価格。私たちに身近な話題も多い。そして、私たちが好き勝手に高い安い、可哀想だと言っていることが、実はそんな単純な問題ではないことに気付かされる。何かが通れば、もう一方は苦しむ事になっているのかもしれない。でも…。と、読んでいると何が正しいのかどうすればいいのかよくわからなくなってくる。とはいえ、そんな小難しいことを問いかけているものではなく単純に笑って読める漫画でもある。多くの人に読んで欲しい(50代女性)
- 気候が過酷、かつクマなどの獣害もある北海道で畜産農家を営むのは相当に過酷なはず。なのですが、絵柄のほのぼの感と笑える要素があるので、するすると読めてしまうコミックエッセイです。作者は『鋼の錬金術師』の荒川弘氏。実際に畜産に7年携わっていた時の実体験がベースになっていて、絵空事ではない説得力があります(50代女性)
- 農家に生まれた作者が自身の体験をもとに、わかりやすく丁寧な絵でギャグも交えながら展開していくノンフィクションマンガ(40代女性)
- アニメから入って、その後漫画も読んでみた。農家出身の作者さんの自虐ネタ満載の漫画で楽しめるが、農業や畜産に関しての知識も知ることができる(50代女性)
- 『鋼の錬金術師』の荒川弘さんのエッセイ風農業漫画です。農家の日々のルーチーンや北海道の自然との戦いを知ることができます(30代女性)
- 作者の実体験メインで、農業知識もそうですが、農家のあるあるというのがよく見れます(30代男性)
- 作者が実際に幼少期から農業にたずさわっていたこともあり、とてもリアルな内容です。一方で驚くようなエピソードも多々あるので、とても楽しめます。笑いあり苦労ありといった、農業について魅力的に描かれている作品です(40代女性)
- 北海道の農家で生まれ育った作者が農業や田舎ならではのハプニングについて面白く漫画にした作品。1話1話が短いので気軽に読めます(40代男性)
- マンガ家になる前は北海道で農業に従事していた作者が、クマに怯えエゾシマリスに翻弄されながら年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事を綴っています。酪農業に携わる人たちに対し、尊敬の念しか沸きません(50代男性)
- 実際に農業をされていた作者だからこその、リアルな描写やエピソードが魅力です。広大な北海道は、単に自然が豊富なだけではない。そこには、野生動物との共存も必要なのだということがわかります。農業をする楽しさや辛さもユーモアに書かれていて、読んでいてついつい笑ってしまいます(40代女性)
- 作者の実体験をもとにした農業・酪農漫画で、農業・酪農に関するウンチクや日常などを、分かりやすくかつユーモラスに表現しており面白いから(20代女性)
- 有名漫画家の荒川先生のご実家は北海道開拓民の一族であり、自身が幼い頃から上京するまでの農業生活について語っています。楽しいところもつらいところも、畜産を通した命への考え方など様々な部分を書き記しています。普段何気なく買っている物、捨てている物がどのような経緯をたどっているかなども知ることができ、年齢も性別も関係なく誰にとっても食育に繋がる漫画であると思います(30代女性)
- 農業というか畜産の話だが、実際に畜産農家出身で農業高校出身の作者だから書ける話だと思う。面白おかしく書いてある。畜産の勉強をした私からしたら、あるある過ぎて大爆笑できる(40代女性)
- アニメをYouTubeで拝見してとても面白かったからです。実体験に基づいて描かれているのでリアリティもあり面白いです(20代女性)
- 『鋼の錬金術師』の著者としても有名な荒川弘さんが、漫画家になる前に北海道の実家で農業に従事していた体験を綴ったリアリティがすごい(50代男性)
【3位】『もやしもん』石川雅之(6票)
基本情報
著者 | 石川雅之 |
タイトル | もやしもん |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2005/5/23 |
ページ数 | 239ページ |
ジャンル | 漫画(青春/コメディ/ファンタジー) |
受賞・候補歴 | 【受賞】第12回手塚治虫文化賞(マンガ大賞) 【受賞】第32回講談社漫画賞(一般部門) 【受賞】平成20年度醤油文化賞 【受賞】第46回星雲賞(漫画部門) |
メディアミックス | アニメ/ドラマ |
概要・あらすじ
菌を肉眼で見る能力を持つ主人公・沢木を中心に、菌やウイルスに関わる農業大学の学生生活を描いた漫画。
評価・口コミ・選んだ理由
- 農大マンガの金字塔です!イケメンや美女がたくさん登場しながら農大生のリアルもしっかりおさえつつ、農業や微生物に関する雑学もしっかり身に付きます。各キャラの成長も魅力的に描かれ、人間ドラマとしても面白い。そしてとにかく菌たちがかわいい!(40代男性)
- 農業大学が舞台で、菌がよく登場するので勉強になる、一風変わった農業マンガ(40代男性)
- 可愛いキャラクターでアニメも有名な作品ですが、醸造や味噌づくりについても学べる、勉強になる作品です(20代男性)
- 主人公が東京の農業大学に入学して、発酵など菌の働きについて学ぶ漫画です。主人公には金が見える設定なのですが、その菌たちが「ここにお家をつくるぞー!わーわー!」と喋っているのが可愛くて癒されます(20代女性)
- 肉眼で菌を見ることができる主人公が、農業大学で仲間と学生生活を送るストーリーなのですが、菌がとにかく可愛いのと、主人公の周りの仲間たちが独特で楽しめます(50代女性)
- 東京から地元・茨城県に戻るときに考えた転職先が農業だった。もともと農業に興味があり本などで調べるよりも漫画から入ったほうが理解できるタイプなので、漫画を読んでみようと探していたときに出会った漫画(20代女性)
【4位】『十勝ひとりぼっち農園』横山裕二(4票)
基本情報
著者 | 横山裕二 |
タイトル | 十勝ひとりぼっち農園 |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2019/4/12 |
ページ数 | 211ページ |
ジャンル | 漫画(エッセイ) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
東京から十勝(北海道)に移住した作者自身の野菜作りなどに奮闘する様子を描いたエッセイ漫画。
評価・口コミ・選んだ理由
- 素人がいちから農業を始めていくところがよくわかる楽しいマンガだと思うから(40代男性)
- 東京で漫画家をしていた主人公が、お世話になっている人へ自分で作った野菜でカレーを作りもてなすといった企画から始まった十勝での生活。最初は農業のできる土地探しから始まり、土作り、作付け、種まき、除草、水やりetcといった部分を素人の作者が体当たりで体験し、多くのトラブルを抱えながら収穫までこぎ着けたことを読んでいると、スーパー等に並んでいる野菜がどれだけ手間がかかっているのかを垣間見ることができると感じ、また大農家の方も登場しその方たちの能力の高さを知ることのできるエッセイ漫画だと感じました(40代男性)
- 漠然と野菜を育てたり自給自足みたいな生活に憧れがあって、この漫画を読みました。素人がだんだんと知識を得たりトライ・アンド・エラーを繰り返したりを漫画で分かりやすく描いてあって、自分もやってみたいなあと刺激になります(30代男性)
- 自分自身も北海道に移住したいと考えており、作中の北海道に移住する話や、突然農業を始める話などが興味深く、勉強になる部分もありつつ、笑いがあるので面白い(30代男性)
【5位】『玄米せんせいの弁当箱』魚戸おさむ&北原雅紀(3票)
基本情報
著者 | 魚戸おさむ&北原雅紀 |
タイトル | 玄米せんせいの弁当箱 |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2008/4/26 |
ページ数 | 207ページ |
ジャンル | 漫画(ヒューマンドラマ) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
国木田大学農学部の食文化論の講師として赴任してきた変わり者・結城玄米により食文化や食べる喜びなどを学ぶ物語。
評価・口コミ・選んだ理由
- ちょっと風変わりな大学講師、玄米先生が教えてくれる食の秘密、こだわり…何より魚戸先生の絵柄と「食」というテーマがばっちり合っていて読者の私が生徒になった気分になり、引き込まれます(40代男性)
- ラーメン屋の雑誌で偶然読みはまりました。一風変わった大学の先生が、生徒たちに食や農業の大切さを伝えるお話です。おすすめは物語の随所に出てくる、「現代食文化の課題」。我々が気がついていても気にしないようにしていることが、いかに愚かであるかを気がつかせてくれる漫画です。大人の方に特に読んで欲しいです(50代男性)
- 大学が舞台のまんが。少し変わった玄米先生が、食と農の素晴らしさについて教えます。魚戸おさむ先生の絵柄が癒されます(40代男性)
【5位】『のうぎょうカレッジ』風町ふく(3票)
基本情報
著者 | 風町ふく |
タイトル | のうぎょうカレッジ |
出版社 | 芳文社 |
発売日 | 2018/10/16 |
ページ数 | 199ページ |
ジャンル | 漫画(青春) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
目標もないまま秀崎農業大学に入学した鈴木くんと、個性的すぎる仲間とのキャンパスライフを描いた農業コメディ物語。
評価・口コミ・選んだ理由
- 作画が非常に良くて読んでいて勉強になるし、とても面白い作品だからです(30代男性)
- 漫画の内容も面白く登場人物がとても魅力的で、かつ絵のタッチが大好きです(40代女性)
- 農業大学を舞台に楽しいキャンパスライフが描かれていますので、農業を学ぶということ、楽しむということを疑似体験できます(50代男性)
【7位】『GREEN』『異世界のんびり農家』など(各2票)
- 『GREEN』二ノ宮知子(発売日:2000/1/13)
『のだめカンタービレ』の作者さんの作品なので真面目なお話ではなく、農家の嫁を目指す人のドタバタコメディです。とにかく主人公がアホなのでおもしろく読めると思います(50代女性)
都会の女の子が農業にやっているイケメン青年に一目ぼれして押しかけてくるところから話が始まるのですが、全編にわたってとにかく笑えます。農業の知識がけっこう出てくるところも勉強になって良いです(40代女性) - 『戦国小町苦労譚』沢田一 &夾竹桃&平沢下戸(発売日:2017/12/15)
女子高生が戦国時代にタイムスリップをして最新の技術を用いて戦国時代を豊かにする話(40代男性)
現代人の農業知識が、戦国時代で活躍するところがとても印象的な作品だったから。ストーリー展開がテンポよく進むので読むのが楽しかった(20代女性) - 『異世界のんびり農家』剣康之(発売日:2018/3/5)
アニメを見たのをきっかけに、シュミレーションゲーム好きの自分は、主人公がいちから村を作り農作物を作るという工程がオモシロイと思ったから(40代男性)
『異世界のんびり農家』は典型的な異世界転生ものですが、忙しい現実から離れて心を癒したいときにぴったりの作品でおすすめです。主人公が異世界で農業を通じて新しい生活を築く姿は、ほのぼのとした雰囲気で癒されます。イラストもきれいで飽きませんし、気楽にサクサク読める漫画です(30代女性)
【10位】『美貌の果実』『はじめての自然菜園』など(各1票)
- 『夏子の酒』尾瀬あきら(発売日:1988/12/17)
80年代後半からモーニングに連載されて、後にドラマ化された作品です。兄の急逝から実家の酒蔵を継ぐ佐伯夏子を主人公とした作品ですが、その作中には当時から日本が抱える農業問題も深く描かれており同作を選びました(50代男性) - 『美貌の果実』川原泉(発売日:1995/9/1)
短編集でどの作品から読んでもいいところが、読みやすいと思います。果樹栽培・酪農などが淡々としたストーリーで描かれており、穏やかで温かい読後感を求めている人にいいと思いました。文章で表現される部分が多いため、文字が多くても平気な人におすすめです(40代女性) - 『JA~女子によるアグリカルチャー~』鳴見なる&唐花見コウ(発売日:2011/10/1)
描写は萌え系ですが、本格的に本気に農業に取り組むストーリーが面白い作品です(30代男性) - 『ぼっち村』市橋俊介(発売日:2015/8/31)
私は将来田舎への移住を考えていますので、同じような考えをお持ちの方や、就農に興味のある方へはとてもおすすめの漫画です。田舎への移住と農業の現実を、しっかりと面白く、包み隠さずに描いていて、かなり面白いので(40代男性) - 『俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件』裂田&秋乃かかし(発売日:2019/1/25)
剣と魔法の異世界から転移してきた女騎士(王女)と日本の田舎の農家というギャップがほんわかしています。脱サラから農家に転身した主人公と女騎士の恋愛や農作業の日常、魔法能力を確認し、科学的に利用したい思惑の日本国、異世界では王女を捜索するために転移魔法に…これらがストーリーの軸ですが、農業に関する専門的なことも出てきて面白いです(40代男性) - 『豊作でござる!メジロ殿』ちさかあや&原恵一郎(発売日:2019/8/27)
「幕末・武士・農業」というキーワードに惹かれて読み始めました。時代物は好きで漫画でも小説でもよく読むのですが、この”視点”は新鮮で面白く読ませてもらいました。歴史好き(特に近代)の方はもちろん、実際に何らかのカタチで農業に関係している方にもオススメします(60代男性) - 『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』クマガエ&宮澤ひしを(発売日:2021/4/23)
不器用な主人公が農業とともに成長していく姿にはパワーが貰えますし、スローライフのような雰囲気でリラックスできます(40代男性) - 『マンガでわかる はじめての自然菜園』竹内孝功(発売日:2023/5/8)
漫画でありながらリアルな知識を得ることができる内容で、とても有益に感じられます。説明がとても丁寧で今すぐに家庭菜園など挑戦したくなります。ためになる漫画です(40代女性) - 『八百森のエリー』仔鹿リナ(発売日:2023/9/22)
青果の仲卸という、普通に生活していてあまり出会わない人の業界を知るきっかけになった。会社の規模と見た感じにギャップがあるのも魅力的に感じた(30代女性) - 『牧場物語』まつやまいぐさ(発売日:-)
ゲームで有名な牧場物語の漫画版です。『小学四年生』という雑誌に掲載されていました。農業、酪農、乳製品の商品開発などを扱っています。絵も可愛くおすすめです(30代女性)
まとめ
農業漫画では、荒川弘さんの『銀の匙 Silver Spoon』が99票中49票という圧倒的な人気を誇っています。
読者からは「ありのままを丁寧に書いているところも良かった」「食や命、生産者さんに対する考え方が変わりました」などの声が上がっているので、ぜひ読んでみてください。
概要(調査・アンケート)
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2024年7月27日~8月3日 |
調査対象 | 20~60代の男女(99名) |
調査対象 (年代) | 20代:19名(約19.2%) 30代:33名(約33.3%) 40代:29名(約29.3%) 50代:15名(約15.2%) 60代:3名(約3.0%) |
調査対象 (性別) | 男性:49名(約49.5%) 女性:50名(約50.5%) |