【3選】ドロドロの愛憎に引き込まれる人気おすすめ浮気・不倫小説【既婚者の恋の甘さと怖さを味わえる】

【3選】ドロドロの愛憎に引き込まれる人気おすすめ浮気・不倫小説【既婚者の恋の甘さと怖さを味わえる】 本・書籍

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「ドロドロした浮気・不倫小説を読んでみたい」
「既婚者の禁断の恋を描いたおすすめの小説ってある?」

不倫を描いた小説に興味はあるものの、どの作品から読めばよいか迷っていませんか。ひと口に不倫小説といっても、純愛に近いものからミステリー仕立てのものまでさまざまです。

本記事で取り上げるのは、主に既婚者の許されない恋を描いた小説です。中年の男女の絶対愛から恋をきっかけにした横領、殺人事件が絡む不倫まで、物語の形は作品ごとに異なります。

登場人物が道を外れていく姿を通して、既婚者の恋の甘さと怖さの両方を味わえます。ただ、どの作品が自分の好みに合うのかは、あらすじだけでは分かりにくいですよね。

そこで本記事では実際に読んだ本の中から、ドロドロの愛憎に引き込まれる浮気・不倫小説をランキング形式で紹介していきます(ネタバレなし)。本記事を読めば、作品ごとの読みどころが分かり、自分に合う一冊を選びやすくなるでしょう。

特に刺激的な大人の恋愛小説を読みたい人や、不倫に走る人の心理が気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください
※記事ごとにニーズなどが異なるため、順位はおすすめ度(ランク)と異なる場合がございます

ドロドロの愛憎に引き込まれる人気おすすめ浮気・不倫小説

  • 【1位】『失楽園』渡辺淳一
  • 【2位】『紙の月』角田光代
  • 【3位】『夜明けの街で』東野圭吾

【1位】『失楽園』渡辺淳一

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概要・あらすじ

出版社に勤める久木祥一郎(しょういちろう)は、55歳で部長職を解かれ、閑職の調査室に異動となる。失意の中、知人の紹介で出会ったのが、38歳の書道講師・松原(まつばら)凛子だった。お互いに家庭を持ちながらも、二人は逢瀬を重ね、急速に惹かれ合っていく。周囲の目や家族との関係に揺れながらも、二人は絶対愛を純粋に貫こうとする。性愛を通して、男女の愛と老い、そして生きることの意味を問いかけた一冊。

感想・おすすめポイント

  • 描写がリアルで生々しい
  • 二人の愛し合う姿に引き込まれる
  • 中年男性の閉塞感と老いへの恐れに共感できる

本作は社会的な立場を持つ中年の男女が、お互いの家庭を顧みずに惹かれ合っていく恋愛小説です。主人公の久木は、部長職を解かれて閑職の調査室に異動になった55歳の編集者です。仕事への情熱を失いかけていた頃、知人の紹介で書道講師の凛子と出会います。

二人はそれぞれ家庭を持ちながら逢瀬を重ね、お互いを深く求め合うようになっていきます。人目を忍ぶ関係でありながら、二人の想いは日に日に強くなる一方です。

凛子は書道を教える人妻ですが、久木との関係を通してそれまで抑えてきた感情に目覚めていきます。人生にむなしさを覚えていた久木にとっても、凛子はかけがえのない存在に。自分の気持ちに正直になった二人は、絶対愛を純粋に貫こうとしていきます。

何といっても描写がリアルで生々しい点が魅力で、二人の心の揺れが手に取るように伝わってきます。全体を通して、二人の愛し合う姿に引き込まれ、季節の移ろいや旅先の情景なども印象的です。また、仕事での居場所を失った久木の閉塞感や老いへの恐れは、中年の読者ほど身につまされるでしょう。

濃密な性描写は好みが分かれるかもしれませんが、文章は読みやすく、上下巻でもすらすらと読み進められます。映画やドラマで筋を知っている人でも、原作ならではの丁寧な心理描写をじっくり味わえるでしょう。不倫の物語という枠を超えて、人が愛や性とどう向き合うのかを問いかけてくる作品ですね。

基本情報

著者渡辺淳一(わたなべじゅんいち)
タイトル失楽園
出版社講談社
発売日1997/2/20
ページ数【上巻】308ページ
【下巻】284ページ
ジャンル小説(恋愛)
受賞・候補歴–
おすすめ度★★★★☆(SSランク)
楽天https://a.r10.to/hFLKBd
Amazonhttps://link.amazon/B0fwP6oS5
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【2位】『紙の月』角田光代

概要・あらすじ

わかば銀行で契約社員として働く梅澤梨花(うめざわりか)は、夫と二人で暮らす41歳の主婦。顧客の家を回る外回りの仕事では、丁寧な仕事ぶりで顧客からの信頼も厚い。夫との暮らしにすれ違いを感じていた梨花は、顧客の孫で大学生・光太(こうた)と出会い、惹かれていく。光太との関係を深める中で、梨花は顧客から預かったお金に手をつけてしまう。小さな不正をきっかけに、梨花の金銭感覚は少しずつ狂っていく。平凡な主婦が巨額の横領に手を染めていく姿を描いた一冊。

感想・おすすめポイント

  • 年下の大学生との恋から横領に踏み込む過程が怖い
  • 夫とのすれ違いを恋とお金で埋めようとする危うさ
  • 誰にでも起こり得ると感じさせる

本作は、夫のいる主婦が、年下の大学生との恋をきっかけに顧客のお金へ手をつけていく長編小説です。41歳の主人公・梨花はわかば銀行の外回りを担当し、細やかな気配りで顧客から厚い信頼を得ていました。一方で、自分に関心の薄い夫との暮らしには、どこか満たされない想いを抱えていました。

そんな梨花が出会ったのが、顧客の孫で年下の大学生・光太です。光太との関係が深まるにつれて、梨花は顧客から預かったお金に手をつけてしまいます。始まりはすぐに返すつもりで手をつけた1万円でした。

しかし、一度越えた一線は戻らず、梨花の金銭感覚は狂い、横領の額はやがて1億円にまで膨らんでいきます。その間にも、梨花は偽の証書を作るなど、手口も次第に大胆になっていきます。

何といっても年下の大学生との恋をきっかけに、横領を重ねていく過程の怖さが印象に残ります。特別な悪人ではない梨花が少しずつ深みにはまっていく姿は、読んでいて他人事とは思えないでしょう。また、光太の学費を工面したり、高価な化粧品や服を買ったりと、夫との暮らしのむなしさを恋とお金で埋めていく様子も見どころです。

梨花の行動は極端ですが、お金や恋愛に心を奪われる弱さは誰にでもあるのではないかと感じさせられます。年下の相手との恋にのめり込み、引き返せなくなっていく姿からは、既婚者の恋の怖さが伝わってきます。読み終えた後は、恋やお金では埋められない心のすき間について見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

基本情報

著者角田光代(かくたみつよ)
タイトル紙の月
出版社角川春樹事務所
発売日2012/3/15
ページ数313ページ
ジャンル小説(サスペンス)
受賞・候補歴【受賞】第25回柴田錬三郎賞
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://a.r10.to/hPLZLL
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【3位】『夜明けの街で』東野圭吾

概要・あらすじ

建設会社に勤める渡部和也(わたべかずや)は、妻と娘と穏やかな日々を送る会社員。不倫をする人間をバカにしていた彼は、派遣社員・仲西秋葉(なかにしあきは)と出会い、やがて一線を越えてしまう。しかし、秋葉には誰にも打ち明けられない事情があった。15年前、彼女の父親の愛人が殺された事件で、秋葉は容疑者として疑われていたのだ。事件の時効が目前に迫る中、渡部は家庭と秋葉の間で揺れ動いていく。不倫の恋とミステリーが交錯する一冊。

感想・おすすめポイント

  • 不倫に溺れる男の心理描写が面白い
  • 時効が迫るミステリーで先が気になる
  • 不倫の甘さと怖さの両方を味わえる

本作は、家庭を持つ会社員と派遣社員の女性との不倫を描いた長編小説です。主人公・渡部は建設会社に勤め、妻と娘と穏やかな日々を送っていました。不倫をする人間をバカにしていたほどで、自分には縁のない話だと思っていました。

そんな渡部の前に現れたのが、会社に派遣社員としてやってきた秋葉です。バッティングセンターで顔を合わせたことをきっかけに、二人は少しずつ距離を縮めていきます。不倫経験のある友人に助言をもらいながら、渡部は家族に嘘を重ねて秋葉と会う時間を増やしていきます。

ところが、ある出来事から、渡部は秋葉が15年前に自宅で起きた殺人事件の容疑者だと知ることに。殺されたのは秋葉の父親の愛人で、事件は時効まで残りわずかでした。真相が分からないまま、渡部は秋葉の過去と向き合っていきます。

特に印象に残ったのは不倫に溺れていく渡部の心理描写の面白さで、一線を越えていく過程に引き込まれます。家族への後ろめたさを抱えながらも秋葉との時間を手放せない姿は身勝手ですが、どこか人間らしさも感じられます。また、事件の時効を迎える日が近づくにつれ、少しずつ緊張感が増していくのも見どころです。

不倫の甘さに浸るだけでなくその裏にある怖さも感じられ、読み終えた後は不倫の代償について考えさせられます。ミステリーとしては真相を予想しやすいところもありますが、主に恋愛小説として読むと味わい深い作品かもしれません。謎解きの爽快感よりも、人の弱さや欲望をじっくり味わいたい人におすすめですね。

基本情報

著者東野圭吾(ひがしのけいご)
タイトル夜明けの街で
出版社角川書店
発売日2007/6/29
ページ数344ページ
ジャンル小説(恋愛)
受賞・候補歴–
おすすめ度★★☆☆☆(Aランク)
楽天https://a.r10.to/hRRneU
Amazonhttps://link.amazon/B0aZ4yhlD
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まとめ

今回紹介した作品は、既婚者の禁断の恋を描いた浮気・不倫小説です。中年の男女の絶対愛を描く『失楽園』から、殺人事件の時効が迫る中で不倫にのめり込む『夜明けの街で』まで、描かれる恋の形はそれぞれ異なります。

作品によっては読み終えた後に不倫の代償の重さを考えさせられたり、登場人物の弱さに自分を重ねたりします。ドロドロの愛憎だけでなく、家庭や仕事と向き合う大人の姿が丁寧に描かれている点も魅力です。

描写が生々しい『失楽園』、恋をきっかけに横領へ踏み込んでいく怖さを描いた『紙の月』、時効が迫るミステリーの『夜明けの街で』と、読み味も作品ごとにさまざまです。既婚者の恋の甘さと怖さを味わいたい人や、ドロドロした恋愛小説を探している人は、ぜひ読んでみてください。