【2選】ノーベル文学賞作家・ヘミングウェイの人気おすすめ小説【簡潔な作風が光る名作に浸れる】

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モノカフェ文庫

「ヘミングウェイの小説って、何から読めばいいの?」
「名作と聞くけど、古い翻訳小説を楽しめるかな?」

名前は知っていても、どの作品から手に取ればよいか迷ったことはありませんか。長編の翻訳小説だと、最後まで読み通せるか不安になりますよね。

ヘミングウェイの小説では、第一次世界大戦下のイタリアで傷を負った青年と看護師が寄り添う恋や、スペイン内戦のさなかに橋の爆破を命じられた義勇兵の4日間など、主に戦争に翻弄される恋の物語が描かれます。

簡潔な文章で綴られる登場人物の迷いをたどるうちに、極限の状況で人を愛する意味を考えさせられます。ただ、どの作品が自分に合うのかは、あらすじだけでは分かりにくいですよね。

そこで本記事では実際に読んだ本の中から、ヘミングウェイの小説をランキング形式で紹介していきます(ネタバレなし)。先に感想を読んでおくと、自分に合う一冊がきっと見えてくるはずです。

ヘミングウェイの作品を初めて読む人や、戦争の中で生まれる恋の物語に浸りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください
※記事ごとにニーズなどが異なるため、順位はおすすめ度(ランク)と異なる場合がございます

ヘミングウェイとは?

基本情報

名前アーネスト・ヘミングウェイ
出身地イリノイ州オークパーク(アメリカ)
生年月日1899年7月21日
没年月日1961年7月2日(61歳)
デビュー年1923年
デビュー作『Three Stories and Ten Poems(三つの短編と詩10編)』
代表作『日はまた昇る』(1926年)
『武器よさらば』(1929年)
『老人と海』(1952年)など
主な候補・受賞歴【受賞】ピューリッツァー賞(1953年)
【受賞】ノーベル文学賞(1954年)
公式サイト–

魅力・おすすめポイント

  • 戦場を知る作家だから描ける緊張感
  • 海釣りの体験をもとにしたリアルな描写
  • 簡潔な文章でテンポよく読み進められる

ヘミングウェイは主に自身の戦争体験をもとに、戦場の緊張感を生々しく描いた世界的な作家です。第一次世界大戦では救急車の運転手として前線に加わって負傷し、スペイン内戦にも記者として赴きました。その体験が『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』のもとになっており、作品からは戦場の張り詰めた空気が伝わってきます。

また、海釣りの体験をもとにしたリアルな描写もおすすめポイントです。キューバでは自分の船で海釣りを楽しみ、地元の漁師たちから釣りや船の扱いを教わりました。その漁師たちは『老人と海』の主人公のモデルにもなっています。

さらに、簡潔な文章でテンポよく読み進められるのも魅力です。作家になる前は新聞社で見習い記者として働いており、ノーベル文学賞の授賞理由でも同時代の文体に与えた影響が挙げられています※。
※参考:ノーベル賞公式サイト

簡潔な分だけ登場人物の気持ちが語られない場面もありますが、行間に込められた想いを想像しながら読むのが好きな人にはおすすめです。

ノーベル文学賞作家・ヘミングウェイの人気おすすめ小説

  • 【1位】『武器よさらば』アーネスト・ヘミングウェイ
  • 【2位】『誰がために鐘は鳴る』アーネスト・ヘミングウェイ

【1位】『武器よさらば』アーネスト・ヘミングウェイ

概要・あらすじ

第一次世界大戦のさなか、イタリア軍の救急車部隊に加わったアメリカ人青年・フレドリックは、婚約者を戦争で亡くしたイギリス人看護師・キャサリンと出会う。やがてフレドリックは砲撃で脚に重傷を負い、ミラノの病院に送られる。そこで再会したキャサリンとの恋は、療養の日々の中で急速に深まっていった。しかし傷が癒えれば、再び戦場に戻らなければならない。戦争に翻弄される若い2人の恋を、簡潔な文体で描いた一冊。

感想・おすすめポイント

  • 傷を負った者同士が寄り添う恋に心を打たれる
  • 淡々とした文章が戦争の虚しさを際立たせる
  • 作者の体験に裏打ちされた前線の描写に臨場感がある

本作は第一次世界大戦下のイタリアで、アメリカ人青年・フレドリックがイギリス人看護師・キャサリンと恋に落ちていく長編小説です。フレドリックはイタリア軍に志願し、負傷兵を運ぶ救急車部隊の中尉※として、前線に近い町に駐屯していました。ある日、軍医の友人に連れられて英国の病院を訪ねたフレドリックは、そこで看護師として働くキャサリンと出会います。
※軍隊の階級の一つで、少尉の上、大尉の下にあたる士官

前線で砲撃を受けたフレドリックは、脚に重傷を負ってミラノの病院に移されます。そこに看護師として赴任してきたのがキャサリンでした。戦争で婚約者を亡くした過去を持つキャサリンと再会し、2人は療養の日々の中で急速に惹かれ合っていきました。

やがて療養を終えたフレドリックは、キャサリンをミラノに残して、再び前線に戻ることになりました。ところが戦況は日に日に悪化し、前線は混乱に包まれていきます。ミラノに残ったキャサリンのお腹には、すでにフレドリックとの子どもが宿っていました。

特に印象に残ったのは婚約者を亡くしたキャサリンと戦場で傷を負ったフレドリックが寄り添っていく姿で、2人の恋には思わず心を打たれるはずです。悲惨な出来事さえ感情を交えずに書き留めていく文章も特徴的で、淡々とした語り口がかえって戦争の虚しさを際立たせています。戦場を知る作者ならではの前線の描写にも臨場感があり、兵士たちの何気ない会話から戦場の空気が伝わってきます。

戦争の場面が多く、2人が惹かれ合う理由もあまり語られないため、甘い恋愛小説を求めている人には向かないかもしれません。とはいえ、会話を中心にテンポよく進む文章は意外なほど読みやすく、古典と身構えずにページをめくれます。読み終えた後は、『武器よさらば』という題名に込められた作者の想いを、自分なりに受け止められるようになるでしょう。

基本情報

著者アーネスト・ヘミングウェイ
訳者高見浩(たかみひろし)
タイトル武器よさらば
出版社新潮社
発売日2006/5/30
ページ数576ページ
ジャンル恋愛/戦争
受賞・候補歴–
メディアミックス映画/舞台/ドラマ
おすすめ度★★★★☆(SSランク)
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【2位】『誰がために鐘は鳴る』アーネスト・ヘミングウェイ

概要・あらすじ

1930年代後半、スペイン内戦のさなかに共和国側の義勇兵として戦うアメリカ人の青年ロバート・ジョーダンは、山あいにかかる橋の爆破を命じられる。協力を頼んだゲリラの一団には、作戦に乗り気でない頭目・パブロ、一団を率いるその妻・ピラール、戦争で両親を失った娘・マリアらがいた。マリアと恋に落ちたジョーダンだが、命を懸けた作戦の日は数日後に迫っていた。戦時下の4日間の愛と生死を描いた一冊。

感想・おすすめポイント

  • わずか数日で深まる恋の切なさが胸に残る
  • 豪快で情に厚いピラールに引き込まれる
  • 山の空気まで感じられる簡潔な文章

本作はスペイン内戦のさなか、橋の爆破という任務を負ったアメリカ人の青年が、山中のゲリラたちと過ごす4日間を描いた長編小説です。物語は数日後に迫った作戦の準備とともに、少しずつ緊張を高めながら進んでいきます。

共和国側の義勇兵として戦うロバート・ジョーダンは、大学でスペイン語を教えていた青年です。将軍から橋の爆破を命じられた彼は、協力を求めて山中のゲリラのもとを訪れます。そこで待っていたのは、作戦に乗り気でない頭目・パブロや、その妻で一団を率いるピラールたちでした。

ゲリラが暮らす洞窟に身を寄せているのが、戦争の始まりに両親を殺された娘・マリアです。ジョーダンとマリアはすぐに惹かれ合いますが、橋を爆破する日は数日後に迫っています。パブロの態度にも不安を抱えたまま、ジョーダンは作戦の日を待つことになります。

特に印象に残ったのはわずか数日のうちに深まっていくジョーダンとマリアの恋で、誰かを想うことが生きる支えになると感じさせる作品です。明日の命も分からない中で2人が交わす何気ない言葉の一つひとつに、重みが感じられるところもあります。

また、ゲリラの一団を率いるピラールの存在感も魅力で、豪快さとマリアを気づかう情の深さをあわせ持つ人柄に引き込まれます。迷いを抱えるジョーダンにとって、彼女の言葉が支えになっていくのも印象的です。

戦場の緊張感を伝える簡潔な文章も読みどころで、山の空気や夜の冷たさまでが伝わってくるところもありますね。余計な説明をしない語り口だからこそ、登場人物の短い言葉に込められた想いを想像したくなります。

ジョーダンが心の中で考えをめぐらせる場面が長く続くこともあり、人によっては展開がゆっくりに感じられるかもしれません。ただ、作戦を前にした迷いや恐れが彼自身の言葉で綴られるため、任務と愛の間で揺れる気持ちが身近に感じられます。読み終えた後は、自分にとって本当に大切なものは何かを改めて見つめ直したくなるでしょう。

基本情報

著者アーネスト・ヘミングウェイ
訳者高見浩(たかみひろし)
タイトル誰がために鐘は鳴る
出版社新潮社
発売日2018/2/28
ページ数【上巻】460ページ
【下巻】517ページ
ジャンル恋愛/戦争
受賞・候補歴–
メディアミックス映画/舞台/ドラマ
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1bf73aca.1ca1d838.1bf73acb.3db607ff/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15280775%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9
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まとめ

ヘミングウェイは自身の戦争体験や海釣りの体験をもとに物語を書いた世界的な作家です。救急車の運転手として前線で負傷し、スペイン内戦にも記者として赴いた経験が、作品に生々しい緊張感を与えています。

作品では感情を抑えた簡潔な文章で、戦争の中で生まれる恋や登場人物の心の揺れが描かれます。明日の命も分からない中で交わされる何気ない言葉からは、誰かを想うことの重みが伝わってきますね。読み終えた後は、大切な人と過ごす時間を改めて見つめ直したくなるでしょう。

戦争の中で生まれる恋の物語に浸りたいときや、簡潔な文章で綴られる物語を味わいたいときは、ぜひ読んでみてください。

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虹(工藤 あかり)の表紙

虹

工藤あかり(著)

十九歳、恋も、別れも、初めてだった。

育休中の真弓は、雨の日に十九歳の頃の日記を開く。出会い系アプリで出会った男、傷心の一人旅で出会った写真好きの青年――。二つの出会いと別れを綴った、喪失と再生の恋愛回想録。

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