【感想】『誰がために鐘は鳴る』アーネスト・ヘミングウェイ【誰かを想うことが生きる支えになる】

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「ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』ってどんな話なの?」
「長い翻訳小説だけど、最後まで楽しめるかな?」

本作はアメリカで1940年の発売直後に10万部※を売り上げた人気作で、1943年にはゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの主演で映画化もされました。題名は知っているものの、読むかどうか迷っていませんか。
※参考:Motion Picture Herald(1940年11月30日号)

物語の中心にあるのは、橋の爆破を命じられたアメリカ人の義勇兵・ジョーダンが、ゲリラと行動を共にする娘・マリアと恋に落ち、任務と愛の間で揺れる4日間です。

読後は、死と隣り合わせの日々の中で人を愛する意味を考えさせられます。ただ、古典の長編翻訳を最後まで楽しめるかどうかを、紹介文だけで判断するのは難しいですよね。

そこで本記事では、実際に小説家アーネスト・ヘミングウェイの『誰がために鐘は鳴る』を読んだ感想を紹介していきます(ネタバレなし)。先に感想を読んでおくと、本作が自分に合う一冊かどうかがきっと見えてくるはずです。

命がけの恋を描いた物語を読みたい人や、ヘミングウェイの長編に挑んでみたい人こそ、ぜひ読む前に目を通してみてください。

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※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください
※記事ごとにニーズなどが異なるため、順位はおすすめ度(ランク)と異なる場合がございます

基本情報

著者アーネスト・ヘミングウェイ
訳者高見浩(たかみひろし)
タイトル誰がために鐘は鳴る
出版社新潮社
発売日2018/2/28
ページ数【上巻】460ページ
【下巻】517ページ
ジャンル恋愛/戦争
受賞・候補歴–
メディアミックス映画/舞台/ドラマ
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1bf73aca.1ca1d838.1bf73acb.3db607ff/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15280775%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9
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概要・あらすじ

1930年代後半、スペイン内戦のさなかに共和国側の義勇兵として戦うアメリカ人の青年ロバート・ジョーダンは、山あいにかかる橋の爆破を命じられる。協力を頼んだゲリラの一団には、作戦に乗り気でない頭目・パブロ、一団を率いるその妻・ピラール、戦争で両親を失った娘・マリアらがいた。マリアと恋に落ちたジョーダンだが、命を懸けた作戦の日は数日後に迫っていた。戦時下の4日間の愛と生死を描いた一冊。

感想・おすすめポイント

  • わずか数日で深まる恋の切なさが胸に残る
  • 豪快で情に厚いピラールに引き込まれる
  • 山の空気まで感じられる簡潔な文章

本作はスペイン内戦のさなか、橋の爆破という任務を負ったアメリカ人の青年が、山中のゲリラたちと過ごす4日間を描いた長編小説です。物語は数日後に迫った作戦の準備とともに、少しずつ緊張を高めながら進んでいきます。

共和国側の義勇兵として戦うロバート・ジョーダンは、大学でスペイン語を教えていた青年です。将軍から橋の爆破を命じられた彼は、協力を求めて山中のゲリラのもとを訪れます。そこで待っていたのは、作戦に乗り気でない頭目・パブロや、その妻で一団を率いるピラールたちでした。

ゲリラが暮らす洞窟に身を寄せているのが、戦争の始まりに両親を殺された娘・マリアです。ジョーダンとマリアはすぐに惹かれ合いますが、橋を爆破する日は数日後に迫っています。パブロの態度にも不安を抱えたまま、ジョーダンは作戦の日を待つことになります。

特に印象に残ったのはわずか数日のうちに深まっていくジョーダンとマリアの恋で、誰かを想うことが生きる支えになると感じさせる作品です。明日の命も分からない中で2人が交わす何気ない言葉の一つひとつに、重みが感じられるところもあります。

また、ゲリラの一団を率いるピラールの存在感も魅力で、豪快さとマリアを気づかう情の深さをあわせ持つ人柄に引き込まれます。迷いを抱えるジョーダンにとって、彼女の言葉が支えになっていくのも印象的です。

戦場の緊張感を伝える簡潔な文章も読みどころで、山の空気や夜の冷たさまでが伝わってくるところもありますね。余計な説明をしない語り口だからこそ、登場人物の短い言葉に込められた想いを想像したくなります。

ジョーダンが心の中で考えをめぐらせる場面が長く続くこともあり、人によっては展開がゆっくりに感じられるかもしれません。ただ、作戦を前にした迷いや恐れが彼自身の言葉で綴られるため、任務と愛の間で揺れる気持ちが身近に感じられます。読み終えた後は、自分にとって本当に大切なものは何かを改めて見つめ直したくなるでしょう。

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まとめ

本作はスペイン内戦のさなか、橋の爆破を命じられたアメリカ人の青年・ジョーダンが、山中のゲリラたちと過ごす4日間を描いた長編小説です。作戦に乗り気でないパブロや一団を率いるピラールと関わる中で、ジョーダンはマリアと出会い、恋に落ちていきます。

数日後に迫った作戦を前に深まっていく2人の恋を通して、誰かを想う気持ちが厳しい日々を生きる支えになることが伝わってきます。山の空気まで感じられる簡潔な文章で、登場人物それぞれの迷いや覚悟が丁寧に描かれているのも本作ならではの魅力です。

命がけの恋を描いた物語に浸りたい人や、ヘミングウェイの長編にじっくり向き合いたい人は、ぜひ読んでみてください。

今回取り上げた本『誰がために鐘は鳴る』アーネスト・ヘミングウェイ(著)

著者アーネスト・ヘミングウェイ
訳者高見浩(たかみひろし)
タイトル誰がために鐘は鳴る
出版社新潮社
発売日2018/2/28
ページ数【上巻】460ページ
【下巻】517ページ
ジャンル恋愛/戦争
受賞・候補歴–
メディアミックス映画/舞台/ドラマ
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/1bf73aca.1ca1d838.1bf73acb.3db607ff/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15280775%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9
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