【2選】栄養について学べる人気おすすめ本【筋トレやダイエットにも活かせる】

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「炭水化物とか脂質について学べるおすすめ本は?」
「最近栄養に興味を持ちはじめたけど、初心者にも分かりやすい本ってある?」

健康や身体作りに興味を持ちはじめると、普段何気なく食べていた食事の栄養が、ふと気になったことはありませんか。炭水化物や脂質などの言葉は知っていても、どんな役割を果たしているのかと訊かれると、意外と分からない人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめしたいのが栄養に関する本で、特定の栄養素について体系的に学べたり、筋トレやダイエットに活かす方法を知ることができたりします。本を読むと何となく食べる食事から、目的を持って選ぶ食事に変えられるかもしれません。

そこで本記事では実際に読んだ本の中から、栄養について学べる本ををランキング形式で紹介していきます。本記事を読めば、きっと自分が求めている本が見つかり、健康により気を使えるようになるでしょう。

※本記事に掲載している内容は、記事執筆時点の情報に基づいています。最新情報は各公式サイトにてご確認ください

栄養について学べる人気おすすめ本

  • 【1位】『眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話』山田悟
  • 【2位】『眠れなくなるほど面白い 脂質の話』守口徹

【1位】『眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話』山田悟

『眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話』山田悟
出典:Amazon

概要・あらすじ

炭水化物をテーマに、我慢せずに食べながら痩せる方法や生活習慣病の予防に役に立つ知識などを解説。すべてのカギは血糖値で、誰もが他人事ではない数値。そこで炭水化物を食べながらでも血糖値を上げない具体的な食事法も紹介し、「GI値は気にするべき?」「おすすめの炭水化物は?」などの疑問にも回答。どう工夫して炭水化物を食べればいいのかが分かる一冊。

感想・おすすめポイント

  • 炭水化物=糖質ではない
  • 糖質制限を成功させるコツは「糖質含有量の少ない食品をうまく取り入れること」
  • 糖尿病に効果があるのはカロリー制限ではなく糖質制限

本書は炭水化物をテーマに、糖尿病専門医である著者が賢い食べ方や生活習慣病などを解説した一冊です。

そもそも炭水化物とは「糖質+食物繊維(=糖質に食物繊維を足したもの)」で、炭水化物=糖質ではありません。炭水化物はご飯やパン、うどんなどの主食に加え、さつまいもやじゃがいも、砂糖、はちみつ、果物などにも多く含まれている栄養素です。

かつて注目された炭水化物抜きダイエットでは糖質に加え、食物繊維まで抜くことになってしまいます。食物繊維は糖質を摂取した際の血糖値の上昇を穏やかにする役目を果たすため、減らすべきなのは糖質のみと述べられています。

糖質制限を成功させるコツは、糖質含有量の少ない食品を日々のメニューにうまく取り入れること。糖質量の少ない食品の具体例(一部)は以下の通りです。

種類糖質量の少ない食品
イモ類・こんにゃく
豆類・大豆
・枝豆など
野菜類・オクラ
・かぶ
・キャベツ
・きゅうり
・大根
・たけのこ
・玉ねぎ
・トマト
・ニラ
・ねぎ
・パプリカ
・ピーマン
・ほうれん草
・レタスなど
果実類・アボカド
・ココナッツなど
きのこ類すべてOK

たとえば、ご飯などの主食を半分にする分、こんにゃくや大豆を使ったおかずを多めに食べることを推奨しています。ただしどれも糖質を多く含む果実類は要注意で、果物好きは食べる量に気をつけるべきとも指摘しています。

炭水化物と関係するのが糖尿病で、糖尿病とはインスリン※1が十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気※2です。糖尿病は3つに大別されますが、全体の9割以上が「2型糖尿病」。2型糖尿病は遺伝的体質に加え、運動不足や肥満が原因で発症するタイプです。
※1:膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を下げる働きを持つ
※2 参考:糖尿病情報センター

日本では食事療法としてカロリー制限が推奨されていますが、現在は血管管理には糖質制限が最も有効とされているそうです。要は高血糖の改善には糖質制限が効果的だと述べられており、糖質制限は糖尿病を予防するためにも大切だといえるでしょう。

全体を通して、そもそも炭水化物とは何かから分かりやすいうえに、炭水化物を抜くのではなく糖質を制限することの大切さなどを学べます。また糖尿病などの生活習慣病との関わりが分かり、できるだけ病気にならないための知識も得られますね。

なお、本書には糖質を摂らない(摂りすぎる)とどうなるかをはじめ、健康診断では分からない食後高血糖やお腹いっぱい食べても痩せる食事法なども解説されています。

基本情報

著者山田悟(やまださとる)
タイトル眠れなくなるほど面白い 炭水化物の話
出版社日本文芸社
発売日2024/2/18
ページ数128ページ
ジャンル栄養・食事
受賞・候補歴
メディアミックス
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://a.r10.to/h8DDNA
Amazonhttps://amzn.to/4997AC8
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【2位】『眠れなくなるほど面白い 脂質の話』守口徹

『眠れなくなるほど面白い 脂質の話』守口徹
出典:Amazon

概要・あらすじ

健康でもダイエットでも気になる人が多い脂質。ダイエットでも正しく取り入れることで、健康に痩せるための強い味方になってくれる栄養素。そんな脂質の働きから、ダイエットへの活用法まで幅広く紹介した一冊。

感想・おすすめポイント

  • 脂質には「油」と「脂」の2種類がある
  • 脂肪酸は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に大別される
  • 「オメガ3系脂肪酸」を摂ることが大切

本書は脂質の種類・働きや脂質に関する食事術、健康・ダイエットへの活用法などを解説した一冊です。

そもそも脂質とは糖質やたんぱく質と並ぶ三大栄養素の一つで、生きるうえで摂らなければならない栄養です。身体を動かすエネルギーになるほか、体内に約37兆個もある細胞の膜を作っています

脂質には油と脂の2種類があり、どちらも「あぶら」ですが、特徴や原料は異なります。それぞれの特徴は以下の通りです。

特徴常温で液体
(主に植物性油脂)
常温で固体
(主に動物性油脂)
具体例・サラダ油
・ごま油
・オリーブオイル
・えごま油など
・牛脂(ヘット)
・豚脂(ラード)
・バターなど

こうした違いを生み出しているのが脂質の成分である脂肪酸で、脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別されます。それぞれの特徴は以下の通りです。

飽和脂肪酸不飽和脂肪酸
特徴常温で固体常温で液体
分子構造炭素間の二重結合がない炭素間の二重結合がある

また不飽和脂肪酸は一価飽和脂肪酸と多価飽和脂肪酸に分けられ、それぞれの特徴は以下の通りです。

一価飽和脂肪酸多価飽和脂肪酸
特徴①炭素間の二重結合が1か所のみ炭素間の二重結合が2か所以上
特徴②体内で作れる体内では作られない(必須脂肪酸)
代表例・パルミトレイン酸
・オレイン酸
・リノール酸
・α-リノレン酸
・EPA(エイコサペンタエン酸)
・DHA(ドコサヘキサエン酸)など

なお、本書にはそれぞれの脂肪酸について説明されており、日本人に不足しがちな脂肪酸も紹介されています。

身体作りの第一歩として推奨しているのが「オメガ3系脂肪酸」。オメガ3系脂肪酸は多価飽和脂肪酸の一種で、人間の体内では作られません。また生活習慣病やがん、うつ、認知症の予防・改善、アレルギー症状やドライアイの改善などに効果を期待できます

ただ、現代の食事において摂取しにくいため、普段の食事から見直すことが大切だと述べられています。

全体を通して、脂質の種類や働きから丁寧に説明してくれるため、そもそも脂質とは何かから学べます。脂質と聞くとダイエットなどに悪いイメージがありますが、脂質にはさまざまな種類があり、バランスよく摂取することが大切であることが分かりますね。

ちなみに本書には他にも体脂肪がつくメカニズムやコレステロール、トランス脂肪酸、エクストラバージン、アレルギーにいい・悪い油、脂肪便などについて解説されています。

基本情報

著者守口徹(もりぐちとおる)
タイトル眠れなくなるほど面白い 脂質の話
出版社日本文芸社
発売日2020/8/19
ページ数131ページ
ジャンル栄養・食事
受賞・候補歴
メディアミックス
おすすめ度★★★☆☆(Sランク)
楽天https://a.r10.to/h5zVyf
Amazonhttps://amzn.to/4iZCoZw
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まとめ

栄養に関する本は体系的にまとめられていたり、筋トレやダイエットに活かす方法も書かれていたりするのでおすすめです。

さまざまな断片的な情報に振り回されることなく、基礎から順を追って学ぶことで、頭の中を整理しながら理解できます。

栄養への理解が深まることで、日々の食事や健康への意識も自然と変わっていくでしょう。