さまざまな死と向き合う特殊清掃員が書いたおすすめ本2選【自殺や孤独死など】

本・書籍

特殊清掃員が書いた本ってある?
「特殊清掃について学べるおすすめ本を知りたい!」

本の中には孤独死や自殺、事件・犯罪などが起きた部屋を清掃する人(=特殊清掃員)が書いた本もあり、そうした本を読むと自殺や孤独死などのリアルな現場を垣間見ることができます。

そこで本記事では実際に読んだ本の中から、さまざまな死と向き合う特殊清掃員が書いたおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。

さまざまな死と向き合う特殊清掃員が書いたおすすめ本2選

実際に読んだ本の中から、さまざまな死と向き合う特殊清掃員が書いたおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。

【1位】『特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録』特掃隊長

出典:Amazon

基本情報

著者特掃隊長(とくそうたいちょう)
タイトル特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日2014/9/18
ページ数192ページ
ジャンルノンフィクション
受賞・候補歴

感想・おすすめポイント

  • たくさんのエピソードが書かれている
  • 著者が感じたことも綴られている
  • 人生の儚さを感じられる

本書は特殊清掃を行う男性が書いたブログ記事を編集したノンフィクションで、さまざまなエピソードが短編集のように書かれています。ちなみにブログ名は「特殊清掃 闘う男たち」。

まずはなぜ特殊清掃員として働きはじめたのかからはじまり、次に何の前触れもなく交通事故によりミンチ状態のような遺体になってしまった男性や、スポーツ部に所属して健康そのものだったのに急な心臓疾患で入院し、結果的に手術中のショック死で亡くなった青年(大学生)などのエピソードが書かれています。

その他にも高級住宅街といわれる地域で起きた首吊り自殺の話や、故人に感じていた恩から自ら腐乱現場を片づけた話など。

またたくさんのエピソードに加え、筆者が死や人生などについて感じたことも綴られていて、全体を通して人生の儚さを感じられますね。

読者からは「死について考えさせられる」「命の大切さを知ることができる」「ここまで生々しい話だとは思わなかった」などの声が上がっています。

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【2位】『事件現場清掃人 死と生を看取る者』高江洲敦

出典:Amazon

基本情報

著者高江洲敦(たかえすあつし)
タイトル事件現場清掃人 死と生を看取る者
出版社飛鳥新社
発売日2020/11/26
ページ数185ページ
ジャンルノンフィクション
受賞・候補歴

感想・おすすめポイント

  • 孤独死や自殺などのリアルな現場が分かる
  • 現場の写真や間取り図も掲載されている
  • 人の絆や愛情を感じられるエピソードも!

本書は孤独死や自殺などの現場を描いたノンフィクションで、現場の生々しい写真や間取り図も数多く掲載されています。

エピソードとしては高齢者がリゾートマンションで孤独死したことや、夫が幼い子どもも含めて無理心中を図ったことなどが書かれています。

エピソードによっては身近な人の自殺により残された遺族の複雑な心境なども書かれていて、「もし自分が同じ立場だったら…」などと考えさせられるところも。

また孤独死が起こって特殊清掃の現場となる部屋の共通点や、自ら命を絶ってしまった人の共通点、人が人との関わりを絶ってしまう理由なども書かれていて、今の時代において他人事ではないような気分にさせられます。

全体的に暗く悲しい話が多いですが、後半には人の強い絆や愛情などを感じられるエピソードもあり、どこかほっこりとするような気分にもなれますね。

まとめ

さまざまな死と向き合う特殊清掃員が書いた本を読むと、孤独死や自殺などのリアルな現場を知ることができます。

本によっては人生の儚さや人の強い絆や愛情なども感じられるので、ぜひ読んでみてください。