「朝井リョウさんのおすすめ本は?」
「朝井リョウさんの面白い小説を教えて!」
直木賞作家・朝井リョウさんの作品には『桐島、部活やめるってよ』『何者』などがあり、青春時代を懐かしく思い出せたり、自分の人生について考えさせられたりするといった声が上がっています。
そこで本記事では10~50代の男女(61名)を対象に実施したアンケートをもとに、朝井リョウさんのおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。
【61人に聞いた】直木賞作家・朝井リョウのおすすめ本15選
10~50代の男女(61名)を対象に実施したアンケートをもとに、朝井リョウさんのおすすめ本をランキング形式で紹介していきます(ネタバレなし)。
【1位】『桐島、部活やめるってよ』(17票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 桐島、部活やめるってよ |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2010/2/5 |
ページ数 | 202ページ |
ジャンル | 小説(青春) |
受賞・候補歴 | 【受賞】第22回小説すばる新人賞 |
メディアミックス | 映画 |
概要・あらすじ
バレーボール部の主将・桐島が突然部活をやめたことをきっかけに、同じ高校に通う5人の生活に小さな波紋が広がっていく様子を描いた青春小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 高校生の気持ちがリアルに描写されていて自分の青春を思い出しました(30代女性)
- 誰かが学校の部活を辞めることなんて社会にとっては何の影響もない出来事だけれど、その身近な人たちにおいてはすごく大きなことなのだと再認識できて面白かったです。学生時代に読めばオムニバス形式の主人公たちの誰かに共感できるでしょうし、大人になって読めば学生の狭い世界を懐かしむことができる作品です(40代女性)
- 大人になってから読みましたが、高校時代にタイムスリップしたような読後感でした。あ、これと似たようなことあったかも…。わぁ、こんな気持ちあったなぁ…。普段は思い出さないあの頃のなんてことない、でも高校生の時にしかなかった日常をまるで昨日のことのように思い出します。もちろん現役の高校生にもおすすめです(40代女性)
- 学生時代を振り返ることができます。登場人物それぞれの感情や考察が描かれているため、自分の学生時代の友だちと照らし合わせて、「この子は〇〇くんに似てるなあ」「あの子もこんなこと言ってたな。今思い返せばこんなこと考えたのかも」を想像できます。大人目線で学生時代を振り返ると、当時見えなかったものが見えてきて面白いです(20代女性)
- 主人公の桐島が最後まで登場しないのに、主人公としてしっかりと存在している状況が興味深く、面白かった。誰もが学生時代に経験したはずの環境「学生カースト」。普通の学生たちの、普通の学園ストーリーの中に、このカースト制度が存在している何ともいえない、息苦しいような環境に共感し、下層階級にいる映画部の生徒たちと、学生時代に目立たなかった自分をつい重ね合わせてしまった。映画部の生徒が学生カーストに一石を投じるような展開に、胸がスッとして爽快感を感じた(50代女性)
- 映画がとてもセンセーショナルで、若者たちの感情をよく表していて、とても感動しました。その原作を読んで、同じ部分に感動、感激しました(30代男性)
- 主将・桐島が高校のバレー部を退部するという情報を耳にした際の仲間5人の反応の心理描写が非常に瑞々しく、そこに描き出される青春の光と影が大変魅力的だから(50代男性)
- 高校生活の独特なスクールカーストの雰囲気。今思えば意味や価値のないことだけど、高校生にとってはそれが全てで。現役高校生より30代40代が読むと面白い懐かしさを感じる小説(30代女性)
- 桐島という人物をその周りの人間の視点、人生から浮き立たせていく作品です。普通に桐島の視点から描かれている物語ではなく周りの人間がいるからこそ育つ桐島の人物像…とてもストーリーが面白いです(30代男性)
- とある高校を舞台に、桐島という生徒がある日突然部活をやめることで、周辺の人間の心に波を起こし、人間関係が揺らぎ出すストーリー。思春期の揺れ動く心、学校という場所特有の閉塞感を巧妙に描き出す。高校が舞台だが、描かれているテーマは大人の心にもぐっと迫る普遍的な内容。幅広い年齢の人に読んでほしい(50代女性)
- 今の私からすれば、懐かしくも眩しい高校生たちの物語です。映画版も良いですよ(40代男性)
- 気持ちが沈んでるときにたまたま観たのですが、この作品のお陰で明るさを取り戻せたぐらい面白い作品で良かったです(30代男性)
- バレーボールの仲間5人の日常をオムニバス形式で描く小説。それぞれの視点、立場から描かれているので飽きないです(40代男性)
- 朝井リョウさんのデビュー作で、映画化・コミカライズもされており、併せて楽しむことでより原作小説を堪能できるため(30代男性)
- 不思議なタイトルの本で手に取ってみたところから読んでみた本でした。ある日部活を辞めたところからはじまった、作中の学生に起こる日々の変化と心理を描いてある作品で、自分自身が転職を考えているときにふと手に取ってみたところから、心理描写が妙にマッチしました。何か変化を求めている人に読んでいただきたい本です(40代男性)
- タイトル通り、桐島が部活をやめるというだけの話なのだけど、高校生にとって仲間が部活をやめるというのは、心境にも環境にも大きく影響を及ぼすのだなと、それくらい狭い世界で生きているのだなと感じさせる作品。読んでいると、大人のようでまだまだ子どもな6人の中に、自分も入ったような気分になるから不思議である(40代女性)
- まずこのタイトルにグッと胸をつかまれました。『桐島、部活やめるってよ』。部活やその仲間が、自分の人生の大半を占めていたあの時代。部活をやめるということが、とてつもなく大きな出来事だったあの頃。タイトルの付け方、分かってるな~にくいな~。朝井さんは間違いなくあの青春を通過したひとりだ。そしてこのタイトルに引きこまれた方は皆そうであろう。もう一度、あのきらきらした時を感じたい人におすすめです(40代女性)
【1位】『何者』(17票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 何者 |
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2012/11/30 |
ページ数 | 272ページ |
ジャンル | 小説(青春) |
受賞・候補歴 | 【受賞】第148回直木三十五賞 |
メディアミックス | 映画/舞台 |
概要・あらすじ
就活対策として集まった5人の大学生を中心に、就活を通して就活生のリアルな自意識を描いた青春小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 就職活動をきっかけに自分を見つめ直す主人公に共感します。自分も同世代なのでいろいろと考えさせられました(20代男性)
- 就活生のリアルすぎる本音がたくさん詰まっていて、読んでるこっちまでが胸に突き刺さる一冊になっていると思うからです。また本を読んでいると就活のことがわかってためになると感じるので、おすすめしたいです(30代女性)
- 「あの頃の自分」を思い出して、抉られるような気持ちになります。今思えば恥ずかしく、情けない。でも確かに必死だったし、楽しいこともたくさんあった。そんな気持ちになり、読後は思わず目を細めてしまいます(30代女性)
- 就活期の大学生5人が交流やSNSを通して、就活、そして人生にどのように向き合っていくかという話です。上手くいっていない者ほど、斜めに物事を見たり、真っ直ぐな者ほどうまくいっていたりするものだと感じるような作品であり、とても考えさせられる良書だと思います(20代男性)
- 以前に話題になったので購入したのだが、思っていたことと違った。就活を通して社会との軋轢から生じる葛藤を現代風に描いている。現実世界では言えないことをSNSで吐き出すが、あるきっかけで次第に人間関係が崩れていく様子をが印象的。タイトル通り「何者」かになったかのように装い、本音で自分自身を出さないため成功しない。自分を素直に出し就活に成功する者、その苛立ちを主人公にぶつける者。主人公が社会に出るために何が必要なのかを見事に描いた作品です(40代男性)
- 就活生の様子を描いた小説なのですが、登場人物と同じように就活をしている時期に読んだので、共感できることや学ぶことが多かったと感じました(20代女性)
- この作品を読んだとき、自分も就職活動をしていたので他人事とは思えなかったです。内容は少し怖いですけれど、自分自身を客観的に見ようと思えた作品で、良い影響を受けました(20代女性)
- 男女5人の就活中が書いています。これから就活する学生に読んでほしいです(40代男性)
- 就活生のリアルな日常、心情、人間関係が描かれており、就活生や就活経験者なら誰もが感情移入してしまうキャラクター設定とストーリー展開になっています。最後のオチもたまりません(20代男性)
- 就活時の人間の心理を描いた作品で、私はおじさんになってから読みましたが、就活時に苦しんでいた思い出がよみがえり夢中になって読めました。セリフが多くて読みやすくとても面白いと思いました(30代男性)
- 現在私自身は就職活動がちょうど終わった頃なのですが、読んでみてものすごくリアルだなと感じました。シンプルに朝井リョウさんは天才だと思っています。もっと早くからこの作品に出会っていたかったです(20代男性)
- 作品の内容がまず共感しますし、就職活動の時は悩んだりしました(30代女性)
- 20代前半の友人関係を就活を題材にして描かれているのを自分が就活した1980年代を思い出しながら興味深く読みました(50代女性)
- 就活生だけでなく、若い世代には読んでもらいたい作品。映画化もされましたが、本のほうがえぐみを感じると思う。他人を馬鹿にして、優越感に浸っていた主人公がラストに何を感じるのか?他人をあざ笑っている場合ではなくなってしまいますよ(40代女性)
- この作品は、最初から最後まですごくわかりやすくまた次の作品もすぐ見たいと思った。就職活動を目の前に控えた話(10代女性)
- 学生を経て就職する。その過渡期にある若者心理がふんだんに書き出されたものになっています。共感でき、新しく学びになる要素もあって心に染みるものがありました。自分が何者であるのかという人間性形成のために大事な心得が分かるもので良いと思いました(30代男性)
- 最初は明るい青春就活小説と思いながら読み進めていったところ、意外な展開が続き、最後はうーんと心の奥底が揺さぶられるように考えさせられる小説であった。人間の本質を見抜いている作者の今時の若者に対する鋭い洞察力には感心した。今時の若者の小説ではあったが、50代の私の心にもズンと響く人間の心理を描いた素晴らしい作品だった(50代女性)
関連記事
【3位】『世界地図の下書き』(5票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 世界地図の下書き |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2013/7/5 |
ページ数 | 305ページ |
ジャンル | 小説(ヒューマンドラマ) |
受賞・候補歴 | 【受賞】第29回坪田譲治文学賞 |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
児童養護施設を舞台に、複雑な事情を抱える子どもたちの葛藤や成長を描いた長編小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 「いじめられたら、逃げたっていいんだよ」と教えてくれる一冊。逃げた先でも辛いことはあるかもしれないけれど、どこかにきっと自分を受け入れてくれる場所は存在すると、希望を感じるラストに救われました(30代女性)
- 以前、ちらちらと読んでました。『世界地図の下書き』って本は読みましたね。事故のことや、施設で暮らしてるところは少し泣けてきました。本が読みやすいのもよいですね。また何か朝井先生の本を買って読みたいと思います(40代女性)
- 初めて読んだ朝井作品でしたが、すっかり心を奪われ、ファンになりました。登場人物一人一人の生きる姿に考えさせられ、読後も余韻の残る作品です(30代女性)
- 様々な複雑な環境により、児童養護施設で一緒に暮らしている子どもたちの物語で、それぞれ違った年齢の子どもたちが家族同様に強い絆を持って生活し、愛を求めながら必死で生きている姿に感動します。そしていつかは訪れる、施設から育って行く別れの時も、その家族を見送る愛と旅立っていく先への希望が感じられ感動しました(50代女性)
【4位】『もういちど生まれる』(4票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | もういちど生まれる |
出版社 | 幻冬舎 |
発売日 | 2011/12/9 |
ページ数 | 216ページ |
ジャンル | 小説(青春) |
受賞・候補歴 | 【候補】第147回直木三十五賞 |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
恥ずかしいプライドや込み上げる焦りなどを感じながらも、一歩を踏み出そうとしている若者たちを描いた青春小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 読みはじめからその世界に引き込まれて最後まで好奇心を持って読めたから(30代男性)
- 短編集で読みやすく、分かりやすい。平凡な大学生たちの日常が痛いほど自分と重なり共感できる(40代男性)
- タイトルに惹かれて読んでみたのですが、十代の頃の気持ちを共感できたようで、幸せを感じることができました。二十歳前後の将来に不安を感じている人に読んでほしい爽快な青春小説(50代男性)
- 表現の仕方が日常的な例えが多く読みやすかったです。ストーリーも「日本人の学生時代ってどんな感じ?」と聞かれたら「『もういちど生まれる』を読めばいいよ」と言えてしまうほど模範的な若者の話でした(40代女性)
【5位】『時をかけるゆとり』(3票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 時をかけるゆとり |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2014/12/4 |
ページ数 | 226ページ |
ジャンル | エッセイ |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | – |
概要・あらすじ
ゆとり世代の著者が上京の日々やバイト、夏休み、就活、社会人生活などについて綴ったエッセイ。
評価・口コミ・選んだ理由
- 「ゆとり世代の人間がゆとり世代を見る」といった滑稽な視点が非常に面白かった(40代男性)
- おそらく本人の体験談だと思いますが、田舎から上京してきての毎日を書いていて、夏休みの出来事や就活について書かれています。ゆとり世代の考えが見て取れて楽しいです(40代男性)
- ゆとり世代版さくらももこといった感じで、おもしろびっくり仰天エピソードを、何倍にもおもしろくさせるものだった。随所に散りばめられた素晴らしい言い回しに何度も吹き出させられる。これはぜひ現役大学生に読んでほしい。社会人になってからは、本書に出てくるような、きらきらしていて馬鹿馬鹿しい経験はなかなかできないと思うから(20代女性)
【5位】『武道館』(3票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 武道館 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2015/4/24 |
ページ数 | 303ページ |
ジャンル | 小説(ヒューマンドラマ) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | アニメ/ドラマ |
概要・あらすじ
「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ・NEXT YOUの友情や夢に揺れる姿などを描いた小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 武道館を舞台にした臨場感のあるストーリー展開や使用する比喩などの巧妙さが素晴らしい(40代女性)
- アイドルをテーマにした斬新さと、登場人物たちの心情にこちらも揺さぶられ具合が気に入ってます。何度も読みたい小説の一つ。唯一無二感(30代女性)
- この本は武道館でのコンサートを目指すアイドルのお話です。思春期である彼女たちが恋愛とアイドルでいることの狭間で悩み葛藤していきます。テレビで見る実際のアイドルも裏ではこんな気持ちなのかなと想像しながら読み進めました。心情をリアルに描いているのでとても面白いです(20代女性)
【7位】『チア男子!!』(2票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | チア男子!! |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2010/10/5 |
ページ数 | 428ページ |
ジャンル | 小説(青春/スポーツ) |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | アニメ/映画/舞台/漫画 |
概要・あらすじ
チアリーディング部に懸ける男子大学生たちの葛藤や挑戦などを描いた青春スポーツ小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 難しい言葉はなくわかりやすく書かれていますので、チア初心者でも楽しむことのできる世界観を持っています(30代男性)
- 青春ストーリーの作品で、もちろん笑えた内容でしたし、時には感動や涙もあったのでとても気持ちよく読めた作品です(50代女性)
【7位】『世にも奇妙な君物語』(2票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 世にも奇妙な君物語 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2015/11/19 |
ページ数 | 248ページ |
ジャンル | 小説 |
受賞・候補歴 | – |
メディアミックス | ドラマ |
概要・あらすじ
ドラマ『世にも奇妙な物語』のファンである著者が書いた朝井版「世にも奇妙な物語(全5話)」。
評価・口コミ・選んだ理由
- 短編集なので、隙間時間にサクサク読めます。しかしただの短編集ではなく、最後にどんでん返しがあるので読み始めたら最後まで読みたくなってしまうお話ばかりです。途中で読むのをやめたら、続きが気になります。ある程度時間のある時に読んでみてください(40代女性)
- 短編集で読みやすいです。テレビの世にも奇妙な物語の世界観そのままです。設定は全部身近にありそうなものばかりなので、物語に入り込みやすく、ドキドキゾワゾワする内容ばかりです。全ての短編で最後にどんでん返しが待っているので、そういった内容が好きな方にはオススメです(30代女性)
【7位】『正欲』(2票)
基本情報
著者 | 朝井リョウ(あさいりょう) |
タイトル | 正欲 |
出版社 | 新潮社 |
発売日 | 2021/3/26 |
ページ数 | 410ページ |
ジャンル | 小説(ヒューマンドラマ) |
受賞・候補歴 | 【受賞】第34回柴田錬三郎賞 【ノミネート】第19回本屋大賞 |
メディアミックス | 映画 |
概要・あらすじ
多様性を尊重する時代において、さまざまざな背景を持つ人たちの姿を描いた長編小説。
評価・口コミ・選んだ理由
- 持病が悪化した時に読んだ本です。少数派、多数派の両方の視点から語られる場面があるのでいろいろと考えさせられる作品でした(30代男性)
- 多様性という言葉は今世の中で歓迎され耳障りのいい言葉として使われていますが、そのことについて一石を投じるような作品です(40代男性)
【10位】『何様』『死にがいを求めて生きているの』など(各1票)
- 『最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。』(発売日:2012/5/28)
結末の終わり方がまだ先があるのではないかと思わされるのですが、読み終えて考えると良い結末だったと後から思える作品です。どんどん読み進められる一方で結末に腑に落ちない、それが何故か心地よく感じます(20代男性) - 『学生時代にやらなくてもいい20のこと』(発売日:2012/6/26)
ゆとり世代で大学の実態にがっかりしたので共感できます。これからの世代にも是非読んでほしい(30代男性) - 『ままならないから私とあなた』(発売日:2016/4/11)
本作は2つの話から構成されており、どちらも現代揺らいでいる価値観に関する内容だった。「自分の“普通”が、果たして相手にとっても“普通”なのか?」。読み進める中で、そう問われた気がした。古今東西、人との関わりに正解はない。時には本作の主人公みたいに互いの価値観を押しつけ合ったり、すれ違ったりすることもあるだろう。また現代は様々なサービスの登場で、世の中の変化が激しい。これからの「人との関わり方」を考えていく上で、ひとつの参考になるような一冊だと思う(20代女性) - 『何様』(発売日:2016/8/31)
『何者』のアナザーストーリーで就活生だった人が今度は面接官になり、採用される側から採用する側になるというお話。何者かわからないまま、就活を終えて、社会人になって、あたかもそうなるべきだったかのように当事者のように振る舞う。それに違和感を感じて仕事が手につかない克博に対して、君島が放った言葉がとても心に残りました(20代男性) - 『X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日』(発売日:2016/11/14)
ほんのり恋愛を感じたい人やオチがほしいという人にオススメです(20代女性) - 『死にがいを求めて生きているの』(発売日:2019/3/7)
タイトルからしてインパクトのある作品でした。非常に分厚いですが、問題なく読めます。平成という時代の閉塞感をよく表した作品だと思います。令和になった今、読み返したい作品のひとつです(20代女性)
まとめ
直木賞作家・朝井リョウさんの作品では『桐島、部活やめるってよ』『何者』などが人気を集めており、青春時代を懐かしく思い出せたという声が多く上がっていますね。
その他にも「共感した」「読みやすい」「参考になる」などといった声があるので、ぜひ読んでみてください。
概要(調査・アンケート)
調査方法 | インターネット調査 |
調査期間 | 2021年6月 |
調査対象 | 10~50代の男女(61名) |
調査対象 (年代) | 10代:1名(約1.6%) 20代:14名(約23.0%) 30代:19名(約31.2%) 40代:19名(約31.2%) 50代:8名(約13.1%) |
調査対象 (性別) | 男性:27名(約44.3%) 女性:34名(約55.7%) |