都市伝説オタク・マニアがおすすめエピソードなどを語る【実際にエジプトまで行った話も】

コラム

※当サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用して商品・サービスを紹介しております

7歳の頃から都市伝説(特に古代エジプト)にハマったという吉沢ゆなさん(20代女性)。これまでに使ってきたお金は100万円程度で、実際に約2週間もエジプトまで行ったことも!

そこで今回のインタビューでは、そんな吉沢さんに都市伝説にハマったきっかけや都市伝説の魅力やおすすめYouTubeなどを伺いました。

プロフィール

  • お名前:吉沢ゆなさん(仮名)
  • ご年齢:20代(女性)
  • 何のオタク・マニアか:都市伝説(特に古代エジプト)
  • オタク・マニア歴:約17年
  • これまでに使った金額:約100万円

都市伝説にハマったきっかけは「『エジプトのミイラ』という絵本」

――そもそも都市伝説とは?

都市伝説は結構広くて一概には言えないのですが、何かにまつわる嘘か本当か分からないような話(エピソード)を指すかと思います。私が好きなのは歴史系で、あまり論理的でもないんですけど、歴史の定説から外れたようなエピソードが好きですね。

古代エジプトでいうと、ピラミッド建設の謎とか、スフィンクスは実は1万年以上前に建てられた話などです。あと、エジプトの神殿は石とかでできていますが、いまだに建設方法が分かっていないので、いろいろと想像をかき立てられるところがありますね。

――都市伝説(特に古代エジプト)にハマったきっかけは?

7歳の頃に『エジプトのミイラ』という絵本を読んだことがきっかけです。

『エジプトのミイラ』アリキ(著)
出典:Amazon

小学校時代はいろんな本を読んでいたんですけど、この本が一番のお気に入りでした。臓器を抜く順番など、どんな方法でミイラを作ったのかを解説してくれていて、何回も読むほどに熟読していましたね。そこから、都市伝説に関するテレビとかも見るようになりました。

あと、上野とかで定期的にエジプト展をやっているのですが、夏休みに家族総出で何回か連れていってもらいましたね。

――具体的にどんな点に興味を持たれたのですか?

そもそも人間の死体を飾っていること自体が結構やばいじゃないですか。そこがフックだったと思います。

――たしかに、そうですね。都市伝説はどのように楽しむのですか?

私は歴史とかスピリチュアルが好きなのですが、特にエジプトの歴史は結構穴だらけなんですよ。何か不明な点がたくさんあるのに、事実として遺跡はあるみたいな…。何かはあったんだろうけど、どうしてそうなったかが分からないみたいな…。

そういうところに空想の余地があるというか、Aという説もBという説もあり得るななどと考えることが好きですね。想像とか妄想に近いかもしれません。 

実際にエジプトまで行った話・エピソード

――オタク・マニア歴は?また、主にどんな活動をしているのですか?

オタク・マニア歴は7歳からなので約17年です。一時期は少し離れていましたけど、大人になってから再燃したような感じですね。

活動でいうと、二年前の夏に実際にエジプトまで行ったことがあります。期間は約2週間です。正直観光地巡りに近いかもしれませんが、現地に行って実際に見たらいろんな謎が少し分かるというか、自分の頭の中に降りてくるかもと思って行きました。

ちなみにこれまで都市伝説に100万円程度使ってきましたが、内訳としてはこのエジプト旅行にほとんど使いました。

――実際にエジプトに行ってみて印象とか変わりましたか?

まず、ピラミッドが意外と雑だったことに驚きました。近づいて見てみると、結構粗い壁みたいな見た目なんですよ。

またピラミッドは街の中からも見えますが、普通に人間が住んでいるような場所にぽつんとあるのが禍々まがまがしい※というか、結構怖かったですね…。
※悪いことが起こりそうである。不吉である

あと、エジプトには観光都市が点在しているので、旅上級者でないとうまく周るのが難しいといわれていますが、実際にうまく周れないところがありましたね…。なので、エジプトに行く人は事前にしっかりと計画を立てたほうがいいと思います。

――エジプトのどの辺りに行かれたのですか?

私が行ったのはカイロとルクソールです。

カイロはよく知られたエジプトの首都で、ルクソールは日本でいうと京都みたいな場所で、古い建物がたくさんあるような街です。「古代エジプト文明の宝庫」とも言われていますね。

――まず、カイロではどこに行かれたのですか?

カイロでは、カイロ博物館(エジプト考古学博物館)に行きました。カイロ博物館の目の前のホテルを取って、博物館には計3回も行きましたね。

カイロ博物館は上野で見たエジプト展の体感5倍ぐらいの規模(広さ)があって、展示数もすごく多かったですね。全部見ようとすると、半日ぐらいかかってしまうほどだと思います。

――カイロ博物館には何が展示されているのですか?

ミイラの石棺やむかしの人間の頭蓋骨、ツタンカーメン(のマスク)、文字が書かれた石などです。

少し驚いたのがガラスとかショーケースがあまりなくて、普通にむき出しで展示されています。なので、外国人の子どもとかが普通に触っていて、展示物によっては触られすぎて少し変形していましたね…。

――カイロ博物館の入場料は?

当時は、たしか2,000円程度でした。今はもうちょっと高くなっているかもしれません。

――次に、ルクソールではどこに行かれたのですか?

主に神殿を見て周っていました。というか、そこら中に神殿みたいな建物がありましたね。日本でいう鎌倉とか京都の神社みたいなイメージです。

一日タクシーを貸し切って周ったのですが、一日で8~9個ぐらいの神殿を見られました。ちなみに街中には畑とか人の住む場所しかないのですが、車で10~20分もしないところに神殿がたくさんあります。

また神殿の中には普通に入れますし、本当はダメなんでしょうけど、みんなペタペタと触っていましたね。といっても、神殿には天井がなくて壁とか柱だけがあるような感じで、日本ではあまり見かけないタイプの建物だと思います。

柱は10メートル程度、あるいはそれ以上にあって、意外とカラフルな色をしています。もちろんかなり色落ちしているのですが、色がまだ少し残っている柱もあって、むかしは原色に近い赤色とか緑色をしていたのだろうなあと感じられます。てっきり勝手にすべて茶色を想像していたんですけど…。

――神殿とかピラミッドに入るのにかかるお金は?

おそらくツアーとかを利用したら10,000円もかからないかと思います。

私はぼったくられてしまって、お金が結構かかってしまいました…。といっても、入場料というよりもピラミッド間などの移動費ですね。

実はピラミッドの周りには悪徳業者みたいな人がたくさんいて、「馬に乗せてあげるよ」「あそこのピラミッドまで連れていくよ」などとぼったくろうとしてきます。徒歩で移動するにはしんどい距離なので、結局計5万円ぐらいのお金を払ってしまいました…。あと、同じ業者から謎の香水を5万円で売りつけられて、それも買ってしまいましたね…。

ちなみに入場料はピラミッド一つ一つで支払うというよりも、主にピラミッドエリアに入るために支払うようなイメージです。1回入場料を払えば、ピラミッドを3つぐらい見られます。とても大きなピラミッドだと、別途入場料を支払うケースもあります。

――約2週間のエジプト旅行で一番印象に残った出来事は?

都市伝説とはあまり関係ないのですが、カイロ(ピラミッドエリア)ではラクダよりも馬が多いことに驚きました。正直砂漠だからラクダのイメージがありましたけど、ピラミッドの間を移動するときは主に馬を利用します。

またピラミッドの周りでは、いたるところに馬の死体がそのまま捨てられていました。ついさっき死んだような馬から、もう腐敗が進んでドロドロに溶けている馬や、ミイラ化してからからに乾いている馬まで捨てられて放置されています。結構な数の馬の死体があったので衝撃的でしたね…。10分ぐらいバイクで周っている間に、10頭以上の馬の死体を見かけました。

現地の人に聞いてみたら「馬を埋めるのもお金がかかるんだよ」と言っていましたね…。

都市伝説にハマってからは「本来の自分を思い出せた」

――都市伝説(特に古代エジプト)に関する印象的なエピソードは?

20代前半のときにエジプトに行きましたが、ピラミッドの前で撮った写真を母親に送ったら、母親から「あんたって本当にブレないんだね」と言われたことをよく覚えています(笑)

あと、実は過去にがんかもしれないという時期があって、本当にがんかを調べる期間が1か月もありました。で、検査期間中にスピリチュアル的な感覚が湧き上がってきてエジプトまで行ったんですよ。というのも、フランス皇帝・ナポレオンがピラミッドに入ってお告げをもらったことで、戦争に勝ったという都市伝説があるからです。だから、私もピラミッドに入ったら病気が治るんじゃないかと思いまして…(笑)

で、結局初期のがんだったのですが、この間本当に治ったんですよ。完治しました。だから、これもピラミッドパワーかもと思いましたね(笑)

――都市伝説(特に古代エジプト)にハマってから変わったことは?

論理が少し飛躍しているかもしれませんけど、本来の自分を思い出せたような気がします。今までは就職のときでも世間体とか、「いい企業に勤めないと!」と気にしていました。

ただ、都市伝説にまたハマってから「そういえば、私って変なやつじゃん!」「そんな世間体とかを気にするタイプじゃないじゃん!」と吹っ切れたところがありますね(笑)

おすすめの都市伝説は「スフィンクスや南極のピラミッドなど」

  • スフィンクスが1万年以上前から存在していた
  • 南極で発見されたピラミッドと異常に長い頭蓋骨(人骨)
  • 聖書の中にある『ノアの方舟』に関する大洪水

――おすすめの都市伝説エピソードは(できれば3つほど)?

1つ目が「スフィンクスが1万年以上前から存在していた」という話です。そもそもスフィンクスは人間ではない文明が残したのではないか、4000年ほど前に行われた改修工事により今の姿になったのではないかという都市伝説があるのです。あと、アカシックレコードを知っていますか。

――アカシックレコード?

アカシックレコード※は人間の意識はどこかですべてつながっているのではないかという考え方です。
※元始からのすべての事象や想念、感情が記録されているという世界記憶の概念

たとえば、今まで科学的にずっと分からないことだったのに、アメリカで開発された技術が同じタイミングでロシアでも開発されたみたいなことがたまにあるんですよ。

それはアカシックレコード、つまり人間が共有している意識の集合体みたいな部分があり、それに同じタイミングでアクセスできたから、その技術が違う地域でもできたのではないかという話です。

■参考動画(アカシックレコードにアクセスした女性とは?!)

で、スフィンクスは実は地下が図書館になっていて、スフィンクス自体がアカシックレコードの拠点ではないのかという都市伝説が面白くて好きですね。

ちなみにアカシックレコードは、スピリチュアル界隈では結構有名な言葉です。

――次におすすめの都市伝説エピソードは?

2つ目が「南極で発見されたピラミッドと異常に長い頭蓋骨(人骨)」の話です。南極でピラミッドが発見されて、その近くに異常に長い頭蓋骨(人骨)が見つかったのです。

■参考動画(世界が震えた。南極大陸で見つかった奇妙なもの。歴史を全てひっくり返すかもしれません…【 都市伝説 南極 ピラミッド 古代文明 】)

古代エジプトでは、頭部を長くすることが流行っていたという話があります。子どもにヘルメットを被せて頭を丸くするような話です。で、南極で発見された頭蓋骨には、そういう外部的な要因がありませんでした(=誰かが頭部を長くした形跡がありませんでした)。つまり、最初から生まれつき長かったということです。

話がぶっ飛んでて申し訳ないんですけど、南極のピラミッドはエジプトのピラミッドよりも前にできていて、南極のピラミッドにいた人たちは上級国民みたいな立場の人だったのではないか、と。で、エジプトの貴族たちはその人たちを真似て頭部を伸ばしたのではないかという話が好きですね。

――他のおすすめの都市伝説エピソードは?

エジプトからは少し離れますが、3つ目は「聖書の中にある『ノアの方舟』に関する大洪水」の話です。

ノアの方舟は大洪水にまつわる物語で、実際に大洪水が起きていたのではないかという話が好きですね。また世界中に大洪水に関する伝承があるから、実は世界中で大洪水があったのではないかともいわれています。だけど、そうすると今までの歴史と辻褄が合わないところがあるんです。

で、ネットフリックスで『太古からの啓示』というシリーズがあり、世界中でノアの方舟伝説を探すという企画をやっていて、同時期に世界中で洪水が起きたのかと検証しています。そこに出演しているジャーナリストは今までペテン師のように扱われていましたが、地理的な要因などの情報を集めたことから、番組内ではちゃんとしたジャーナリストとして扱われています。

話が少し変わるのですが、私の父親はインドネシア人で、バタック族という民族です。で、バタック族にもノアの箱舟と同じ伝説を持っていて、偶然の一致にしては過ぎるのではないかとも少し思うのです。仮に事実だとしたら今までの歴史が覆るのではないか、とも。そんな想像をかき立てられるので好きなエピソードですね。

おすすめのYouTubeは「コヤッキースタジオやNaokiman Showなど」

  • コヤッキースタジオ
  • Naokiman Show
  • ミルクティー飲みたい

――都市伝説(古代エジプト)に関するおすすめのYouTubeなどは?

おすすめのYouTubeは、まずは登録者数138万人超えの「コヤッキースタジオ」です。オカルト雑誌『ムー』みたいな内容で、いろいろと胡散臭い都市伝説を紹介しています。

もともと詳しい人からすると「それはもう知ってるよ」的な定番ネタが多いかもしれませんが、都市伝説初心者にはわりと分かりやすくていいのかなと思います。

――他におすすめのYouTubeとかはいますか?

YouTube登録者数220万人超えの「Naokiman Show」もおすすめです。

彼は英語も読めて英語の情報も取れる人なので、「なるほど、そんな考えもあるのか!」みたいな新しい発見や気づきが多いですね。海外のYouTubeを見ていない自分からすると、分からないことがたくさんあるので面白いですし、わりと論理的というか、根拠を示しながら紹介しています。

ちなみに交友関係も結構広いようで、トランプ大統領とか新田真剣佑さん(俳優)ともつながりがあるようです。

――他にはいますか?

ちょっとスピリチュアル寄りだったら、YouTube登録者数59万人超えの「ミルクティー飲みたい」です。彼はこねくり回すタイプですね(笑)「みんなで一緒にやってみましょう!」「自分の人生に置き換えて考えてみましょう!」みたいな時間が結構あります。単純に解説するだけでなく、みんなを巻き込んでいくような感じです。

――都市伝説の情報源はYouTubeが多いのですか?

はい、やっぱりYouTubeがメインです。

むかしはテレビ番組『やりすぎ都市伝説』も好きでしたが、今はあまり放送されていませんし、私は毎日見たいタイプなので…。

都市伝説の魅力は「歴史にわりと近い」

――都市伝説の魅力は?

正直胡散臭い、くだらないと思われる人が多いと思うんですけど、私は歴史にわりと近いのかなと思っています。歴史は分からないことだらけだけど、遺跡とかは事実としてあります。なので、いろいろと考える余地があって面白いと思います。

――都市伝説はどんな人におすすめ?

私は歴史好き、かつ意外とお堅い人のほうがハマるのかなと思います。

というのも、日本には宗教があまりないじゃないですか。なので、宗教に代わるものが入り込む余地がいっぱいあると思うんですよ。だから、ふざけた人よりも真面目に育ってきた人のほうがハマるのかなあ、と。

真面目に生きているけど、特に信じているものがない人のほうがハマるときはハマるような気がしますね。

――最後に、都市伝説についてあまり知らない人に伝えたいことは?

みんな、実は結構好きなんじゃないかと思っています(笑)だから、まずは「Naokiman Show」を見てみて面白いと思ったら、都市伝説について調べてみるといいと思います。たぶんハマっちゃいますよ(笑)