【5選】ヘミングウェイ初心者におすすめ!稀代のハードボイルド作家の「代表作」

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非常にシンプルな文体で多大な影響を与えたアーネスト・ヘミングウェイ。作品はアメリカ文学の古典として読み継がれており、『老人と海』というタイトルは知っている人も多いでしょう。1952年にはピューリッツァー賞、1954年にはノーベル文学賞を受賞しています

数多くの短編・長編小説を発表していますが、どちらも簡潔な文体ながら重厚で情熱的な作品になっています。また自身の経験をもとにした戦争小説が多いのも特徴でしょう。今回は口コミや文学賞などを参考に、ヘミングウェイのおすすめ代表作を紹介していきます。

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「ヘミングウェイ」とは?

ノーベル賞も受賞したハードボイルド作家

ヘミングウェイは徹底的に削ぎ落されたシンプルな文体で知られ、ハードボイルド作家の代表格という声もあるほどです。父親の影響により、幼少期から釣りや狩猟、ボクシングなどを学んでおり、行動派や肉体派の作家などともいわれていますね。

第一次世界大戦やスペイン内戦などに参加した経験もあり、特に初期は戦争を題材にした作品が多いのも特徴で、戦争の残虐さや悲惨さなどが感じられます。また4度の結婚を経験するほどに恋多き作家としても有名で、男と女のリアリティー溢れる描写も魅力といえるでしょう。

晩年は2度の航空機事故に遭うなどの不運が重なり、精神的な病気に悩まされたともいわれています。生前最後に発表された『老人と海』が高く評価され、1954年にはノーベル文学賞を受賞しましたが、1961年に猟銃により自ら命を絶ちました。

非常に簡潔ながら鋭く刺さるような文体に加え、波乱万丈な人生をもとに描かれた男らしい物語も特徴ですね。今とは違う刊行当時ならではの背景や空気感を味わえるのも魅力といえるでしょう。

プロフィール

詩人、小説家。1899年7月生まれ。シカゴ近郊出身。1918年に第一次世界大戦に赤十字要員として参加、負傷。1921年から1928年までパリに住み、『われらの時代』、『日はまた昇る』、『男だけの世界』などを刊行。その後に『武器よさらば』、短編『キリマンジャロの雪』などを発表。スペイン内戦や第二次世界大戦にも従軍記者として参加。1952年に『老人と海』を発表し、ピューリッツァー賞を受賞。1954年同作でノーベル文学賞を受賞。1961年に猟銃で自裁。

経歴・受賞歴

1952ピューリッツァー賞を受賞
1954ノーベル文学賞を受賞

【ヘミングウェイ】稀代のハードボイルド作家の「代表作」

ヘミングウェイのおすすめ代表作を紹介していきます(ネタバレなし)。

『日はまた昇る』

今日だけを生きる「自堕落な世代」

ヘミングウェイの出世作ともいわれる本作では、ロスト・ジェネレーションの若者たちが描かれています。戦傷で性行為不能となったジェイクは、かつて看護師として第一次世界大戦に参加したブレットに恋するものの、性行為ができないことから微妙な距離感が生まれてしまう。

ブレットも信頼こそしているが、他の男性と関係を持ったりします。2人の関係も含め、未来に希望を見出せない若者たちの刹那的で退廃的な姿が描かれており、『日はまた昇る』というタイトルも退屈な日々のやるせなさを表しているのでしょう。恋愛小説を読みたい人にもおすすめです。

『武器よさらば』

戦場で知り合った2人の恋の行方

第二次世界大戦のイタリアを舞台に、フレデリック・ヘンリー(アメリカ人イタリア兵)とキャサリン・バークレイ(イギリス人看護師)の恋を描いた物語。ヘンリーは最初こそ遊びのつもりでしたが、いつしか本気で好きになっていました。

お互いに深く愛するようにもなりますが、戦場で知り合った2人はどうなっていくのか。本作は恋愛小説という声もあれば、戦争小説として読むべきだという意見もあり、2人の愛情と戦争の無慈悲さを感じられる長編小説。本作は『武器よ去らば』で映画化もされています。

『誰がために鐘は鳴る』

純粋無垢なマリアに恋をする

スペイン内戦を舞台にした本作では、ロバート・ジョーダンとマリアの恋模様などが描かれています。ジョーダンは橋梁を爆破する任務を背負っており、パブロが率いるゲリラ組織に協力を求めました。そこでファシストに両親を殺された娘・マリアと出会って恋に落ちます

また戦況が悪化したり、敵軍の状況が大きく変わったりして、橋梁を爆破する必要がなくなりますが、作戦中止の連絡がうまくいきません。はたして爆破は決行されてしまうのか、2人の愛は美しく成就するのか。本作は『誰が為に鐘は鳴る』で映画化もされています。

『老人と海』

自然との格闘を描いた不朽の名作

本作はヘミングウェイの生前最後の刊行作品で、主人公は84日間も不漁に見舞われ続ける老漁師・サンチャゴ。あまりの不漁ぶりに、自らを慕う少年も両親から別の船に乗るように命じられます。サンチャゴは1人で沖に出ることになり、そこで巨大なカジキとの壮絶な戦いが繰り広げられることにも。

何とかして仕留めることに成功しましたが、そこからまた新たな戦いが始まっていくのです。本作は外面描写にこだわっているのも特徴で、終始淡々としたトーンで展開されていきます。自然の峻厳さや少年と老人の絆をはじめ、人間の強い精神性を感じられるのも魅力といえるでしょう。

『移動祝祭日』

パリでの痛ましくも麗しい青春回想録

1920年代のパリを舞台に、ロスト・ジェネレーションの友人たちとの交遊や軋轢などを描いた青春回想録。本作は死後に発表された作品で、パリでの濃密な日々が色鮮やかにまとめらています。カフェで執筆に勤しむ姿や創作の苦悩や楽しさなど、他の作品にはない魅力があるといえるでしょう。

グレート・ギャツビー』などで知られる小説家・フィッツジェラルドとのやりとりも描かれており、文豪たちの交遊を垣間見られるのも魅力ですね。ヘミングウェイが好きな人や青春エッセイを読みたい人におすすめで、今は「文豪」と呼ばれる作家たちの無名時代が綴られています。

まとめ

ヘミングウェイは簡潔ながら鋭く刺さるような文体で知られ、1954年にはノーベル文学賞を受賞しています。『老人と海』はもちろん、戦争を題材にした『武器よさらば』や青春回想録『移動祝祭日』などもおすすめです。ぜひ波乱万丈な人生をもとにした物語を楽しんでみてください。

この記事を書いた人
モノカフェ編集部

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