お金の夢とリアルが詰まった金融業界を舞台にした映画も多く、一気に多額のお金を失ってしまった方や、大きなリスクを取ったことにより大金持ちとなった方などの人生を見られます。
また経済や投資などについて学べるのもおすすめポイントで、実話をベースに作られた作品も数多くあるため、リアリティー溢れるストーリーとともに学びを得られます。
そこで本記事では実際に見た映画の中から、金融業界を舞台にしたおすすめ映画を厳選して紹介していきます。
金融業界を舞台にしたおすすめ映画
実際に見た映画の中から、金融業界を舞台にしたおすすめ映画を厳選して紹介していきます(ネタバレなし)。
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
おすすめポイント
- 専門用語を解説するシーンがある
- リーマンショックの裏側を知られる
- 金融危機を予測したアウトローたち
概要・あらすじ・注目ポイント
本作は2008年に起きたリーマンショックの裏側を知られる映画で、大規模な金融危機を予測したアウトローたちの視点から描かれています。
その一人であるヘヴィメタル好きの変わり者マイケル・バーリはMBS(不動産担保証券)を調べ、危険なサブプライムの変動金利ローンばかりであることに気づきます。
そこで住宅(ローン)市場は安定的だと思われている中で、住宅市場が崩壊することにより利益を得られるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を購入することに。
その動きに目を付けたのがドイツ銀行のジャレド・ベネットで、ジャレドもMBSの中身がずさんであることに気づきます。そんなこんなで、他のアウトローたちも動き出すといったストーリーです。
本作には専門用語を解説してくれるシーンがあるので学びを得られるほか、ただ単にリーマンショックの裏側で儲けてウハウハな生活といった物語ではないのも注目ポイントですね。
本作を見る前に知っておいたほうがいい用語
- 空売り:手元にはない株式を借りて売り、その後に株式を買い戻すことにより、その差額で利益を狙う信用取引。株価が下落する局面において利益を得られる
- 格付け機関・会社:金融商品の信用に関する評価を、簡単な数字やアルファベットなどを用いてランク付けする企業。リーマンショックにより、信用格付けの内容が問題視された
- サブプライムローン:低所得者向け住宅ローン。最初数年間は固定金利が低く設定されているが、その後は変動金利へと移行されることで、月々の返済額が増えてしまうケースも多い
- CDO(債務担保証券):「Collateralized Debt Obligation」の略で、社債や貸出債権(ローン)を裏付け資産として発行される資産担保証券
- CDS(クレジット・デフォルト・スワップ):「Credit default swap」の略で、企業の債務不履行に伴うリスクを対象とした金融派生商品。イメージとしては「企業の倒産保険」
- MBS(不動産担保証券):「Mortgage Backed Security」の略で、住宅ローンの元本や利子の返済資金を裏付け資産として発行される証券。「モーゲージ証券(債)」とも呼ばれる
基本情報
監督 | アダム マッケイ |
キャスト | クリスチャン ベイル/スティーヴ カレル/ライアン ゴズリング |
上映時間 | 2時間10分(2015) |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
受賞・候補歴 | 第88回アカデミー賞(脚色賞)/第69回英国アカデミー賞(脚色賞) |
参考記事
まとめ
お金の夢とリアルが詰まった金融業界を題材にした映画は、お金にまつわる人生を垣間見られるのが大きな魅力です。
また経済や投資などについて学べるのもおすすめポイントで、お金の勉強を考えている方はチェックしてみるといいでしょう。