本を読む方の中には「もっと速く読めるようになりたい」「自分は普通の人よりも読むスピードが遅い気がする」「たくさん読みたい本があるのにまったく読み進められない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
もちろん本を速く読むことが一概にいいとはいえませんが、本を速く読めるようになると読書量を増やせるほか、時間的なゆとりが生まれるのも嬉しいポイントです。
そこで本記事では、今日から実践できる本を速く読む方法を紹介していきます。
今日から実践できる本を速く読む方法
今日から実践できる本を速く読む方法(簡単な速読術)を紹介していきます。
面で読む
本を読むのが速い方と遅い方では目の動きに違いがあるといわれており、遅い方は横書きでは左から右に、縦書きでは上から下に何度も動かしている傾向に。
そうした目の動き(疲労度)を減らすためにも一字一句を追わず、広い面を意識して読むのがおすすめですね。
面で読むためには?
面で読むには眼球トレーニングを行うといった方法もありますが、単純に一字一句を追わないことを意識するのがおすすめです。
特に自分がよく知っている分野に関する本では一字一句を追わなくとも理解できるケースが多く、そこまでトレーニングを要するわけでもないので意識してみるといいでしょう。
目的を明確化する
本を読む前に目的を明確化にするのもおすすめで、何の悩みを解決したいのか、何の知識や情報を得たいのかなどを明確にしたうえで、その該当箇所のみを(または中心に)読むといった方法です。
人によってはもったいなく感じるかもしれませんが、効率的に求めている知識や情報などを得られます。
共感を求めすぎない
自分と似た考えや価値観に触れると嬉しくなり、じっくりと丁寧に読み進めたくなりますが、本を読む際は共感を求めすぎないのもおすすめです。
逆に共感できる箇所は自分の思考をなぞっているだけと読み流し、自分とは違う思考に触れられる箇所を中心に読むと読書スピードが速まります。
具体例は読み飛ばす
本(特にビジネス書)は「序論→本論→結論」という大枠の中で、「結論→理由→具体例→結論」を繰り返しているケースが多いです。
また具体例を書く目的は「結論を分かりやすくする」「結論に説得力をもたせる」が多く、結論だけを読んで納得できたら具体例を読み飛ばしてみるのもいいでしょう。
1回目は意図的に読み流す
本は1回読んだだけでは覚えられないと割り切り、1回目は意図的に読み流すのもおすすめです。
ただ、次読む際に分かりやすくなるように付箋を貼ったり、マーカーでチェックしたりするといいでしょう。
また一から読みはじめる必要があると、逆に時間がかかってしまうケースもあるので注意ですね。
概要を掴んでから読みはじめる
まずは概要を掴んでから読みはじめるのもおすすめで、大まかなな流れを捉えておくと読み進めやすくなります。
まったく知らずに読むケースよりも、基本的な知識があるかのように読み進められるのが魅力です。
ちなみに概要を掴むには目次を見る、要約サイトをチェックするなどといった方法が挙げられます。
同じテーマ・ジャンルの本をまとめて読む
読書では時間が経つと忘れてしまうケースも多いため、同じテーマやジャンルの本をまとめて読むのもおすすめです。
知識が頭に残っているまま次の類似本を読むと読み飛ばせる箇所もあり、前にも学んだけど忘れたから読み直すといった手間を省けます。
「しかし」「つまり」「このように」に注目する
本を読む際は「しかし」「つまり」「このように」などの接続詞に注目するのもおすすめで、その後に著者の伝えたいメッセージが書かれているケースが多いからです。
「(一般論)しかし(メッセージ)」「つまり・このように(簡潔なメッセージ)」などのように用いられる傾向にあります。
まとめ
本を速く読む方法は効率的に学びたい方や文章を読むのが苦手な方などにもおすすめで、本を速く読めるようになると読める量が増えるほか、時間的な余裕が生まれるのも嬉しいポイントです。
今日から実践できる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。